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化石の日(10月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日化石の日(10月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月15日は「化石の日」。今回は「化石の日」の意味や由来を解説します。

また、「化石の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に化石発掘や博物館といった事業に取り組んでいる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「化石の日」の意味・由来とは?

10月15日は「化石の日」です。2017年、10月の第2土曜日・日曜日が「国際化石の日」に制定されたことから、日本古生物学会が10月15日を「化石の日」としました

日付は、1904(明治37)年10月15日に、アンモナイトのニッポニテス・ミラビリス(Nipponites mirabilis)が新種として報告された出来事にちなんでいます。

日本の化石や古生物学について発信し、より多くの人々に関心を持ってもらうことがおもな目的です。同学会は、「化石の日」に合わせてブログコンテンツを公開したり、告知ポスターを配布したりといった広報PR活動を行っています。

博物館でのイベント企画や関連書籍のプレスリリースなど、化石にまつわる広報PRに有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「化石の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「化石の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「化石の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「化石の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「化石の日」を元に発信をする流れ

「化石の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「化石の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「化石の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「化石の日」を広報PRに活かした事例

「化石の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「化石の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「化石の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.鉱物と化石のコレクション雑貨に「久慈琥珀」を追加

モノづくりを通したソーシャルビジネスを展開する株式会社MNHは、科学雑貨「マッチ箱博物館 鉱物と化石のコレクション」に「久慈琥珀(くじこはく)」を追加したことをプレスリリースで発表。マッチ箱博物館は、鉱物や化石などを触って観察できる手のひらサイズの雑貨です。

プレスリリースでは、岩手県の久慈市のみで採れる貴重な「久慈琥珀」の説明に加え、3つの琥珀のおもしろポイントを画像とともに紹介。琥珀の特徴を活かした実験の魅力が伝わる画像の使い方やまとめ方が参考になります。「化石の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、関連商品の追加の際に盛り込みたい要素が詰まった好事例です。

参考:「マッチ箱博物館 鉱物と化石のコレクション」に「久慈琥珀(くじこはく)」が仲間入り。約9,000万年前の貴重な日本産琥珀

事例2.博物館級の貴重な実物化石が購入できる化石ショップがオープン

株式会社SASAMOは、福岡市に化石ショップ「買える化石博物館」を8月23日にオープンしたことをプレスリリースで配信。人気恐竜のティラノサウルス、スピノサウルス、トリケラトプス、海のモンスターモササウルス、マンモス、メガテリウム、ケブカサイなど、博物館クラスの貴重な実物化石を購入できます。

プレスリリースでは、化石の魅力を引き出すため「アートのような新しい化石展示」した化石の写真を8枚紹介。これまでの化石のイメージを覆すような取り組みが写真からも感じとれるように工夫されています。記念日に関連した配信ではありませんが、店舗のコンセプトやオープン記念特典、販売する化石名など、店舗オープン時のプレスリリースに必要な情報をしっかりと含んだ参考になる事例です。

参考:まるで現代アート。しかも全て購入可能。新しい魅力を提案する化石ショップ「買える化石博物館」が2024年8月23日(金)福岡市にオープン!貴重なティラノサウルス、トリケラトプスなどの恐竜化石も販売

事例3.大人も子どももハマる恐竜展ディノサイエンスが開催中

テレビ大阪株式会社は、ストーリー型展示で恐竜の世界を描く「DinoScience 恐竜科学博 2024@OSAKA」を7月13日から9月1日まで実施していることをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは躍動感ある化石を展示した写真を複数紹介し、恐竜展の様子を伝えています。記念日に関するものではありませんが、多くの画像と囲み枠などの装飾、印象に残る文字の配置などを使った活用した好事例です。

参考:新感覚の恐竜展★ディノサイエンスが<大阪・なんば>で開催中/恐竜くん・小坂 菜緒さんの音響ガイドで更なる没入体験も!

「化石の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月15日の「化石の日」は、化石に注目が集まり、考古学や科学といった分野を想起させるきっかけになる日です。化石にまつわる商品を開発・販売している方や、博物イベントを検討している方にとっては特に、「化石の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「化石の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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