月ロケットの日
12月16日は「フリーランスの日」。今回は「フリーランスの日」の意味や由来を解説します。
また、「フリーランスの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に人材業界の方や、フリーランスの人に向けた商品・サービスを展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「フリーランスの日」の意味・由来とは?
12月16日は「フリーランスの日」です。ランサーズ株式会社により2017年に制定されました。
日付は、同社が2008年12月16日に日本で初めてクラウドソーシング(業務のアウトソース先を不特定多数の人の中から探して依頼すること)サービスを開始したことに由来しています。
特定の組織に所属せず、独立して業務を請け負うフリーランスについて理解を促進し、フリーランスの働く選択肢を広げることを目的としています。
「フリーランスの日」に特定のイベントなどが開催されているわけではありませんが、フリーランスという働き方について考えるきっかけとなる一日です。
「フリーランスの日」は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されています。
「フリーランスの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「フリーランスの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「フリーランスの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「フリーランスの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「フリーランスの日」を元に発信をする流れ
「フリーランスの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「フリーランスの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「フリーランスの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「フリーランスの日」を広報PRに活かした事例
「フリーランスの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「フリーランスの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「フリーランスの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「フリーランスの日」にイベントを開催
フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」を運営するランサーズ株式会社は、フリーランスの祭典「Lancer of the Year 10th Anniversary」を開催。「フリーランスの日」であり、「Lancers」のサービスリリース15周年を迎える12月16日に、東京・原宿を拠点にオンライン配信とオフラインで実施することをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには、同社が制定した「フリーランスの日」の由来と目的を記載。イベントの実施背景とテーマを紹介しています。概要だけでなく、「こんな方にオススメ!」と目につくように、イベント対象者の例を記しているのも目を引きます。「フリーランスの日」と絡めたイベントを計画している企業の方の参考になる好事例です。
参考:【フリーランスの日】12月16日(土)にフリーランスの祭典「Lancer of the Year 10th Anniversary」を開催
事例2.フリーランスや個人事業主向けの経費がわかる書籍を改訂
実用書などを発行する株式会社ナツメ社は、書籍『改訂新版 経費で落ちる領収書大全』の発売をプレスリリースで発表しました。フリーランスや個人事業主向けに、経費についてわかりやすいように、イラストとやさしい文章で解説した好評既刊の最新改訂版です。
プレスリリースでは、書籍に掲載されているページとともに、内容を紹介。本書の魅力がひと目で伝わる構成がGOODです。記念日に合わせた事例ではありませんが、フリーランス関連の書籍は「フリーランスの日」と絡めてプレスリリースを配信するのも一案です。
参考:個人事業主、フリーランスの方に向け、経費で落ちるのか、落ちないのかを解説し、好評だった書籍の改訂版。インボイス制度、ネット関係の費用等を加えた『改訂新版 経費で落ちる領収書大全』を11月18日に発売
事例3.ITフリーランス志望者に向けた相談会を実施
IT人材事業などを行う株式会社PE-BANKは、ITフリーランス志望者に向けた「ITフリーランスになるための “はじめて相談会”」の開催をプレスリリースで発表しました。
シンプルな構成のプレスリリースですが、当日のプログラム内容や概要など必要な情報を見やすくまとめているほか、前回の参加者からのコメントも記載することで、イベントへの信頼度を高めているのがGOODです。
記念日に関する事例ではないものの太字や下線を用いたレイアウトも参考になります。また、今回のようなフリーランスや個人事業主向けのイベントは、「フリーランスの日」に合わせて開催や告知をするのもおすすめです。
参考:これからITフリーランスを目指す方へ「ITフリーランスになるための “はじめて相談会”」を開催
「フリーランスの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「フリーランスの日」は、フリーランスに注目が集まり、働き方について考えるきっかけになる日です。
人材業界の方や、フリーランスを支援するサービス・商品を展開している企業の方にとっては特に、「フリーランスの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「フリーランスの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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