太平洋記念日
11月28日は「フランスパンの日」。今回は「フランスパンの日」の意味や由来を解説します。
また、「フランスパンの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、パン・お菓子の製造に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「フランスパンの日」の意味・由来とは?
11月28日は「フランスパンの日」です。フランスパンの製造技術の向上と普及などを目的に、ベーカリー関連企業を中心に構成された団体「日本フランスパン友の会」によって制定されました。
日付は、「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」の語呂合わせにちなんでいます。また、季節限定のフランスワインであるボジョレー・ヌーボーの解禁日にも近く、フランスの食文化を存分に楽しめる時期であることも理由のひとつです。
日本におけるフランスのパン文化の浸透が記念日の目的です。フランスパンやフランスの食文化について発信する良い機会になるでしょう。
「フランスパンの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「フランスパンの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「フランスパンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「フランスパンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「フランスパンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「フランスパンの日」を元に発信をする流れ
「フランスパンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「フランスパンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「フランスパンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「フランスパンの日」を広報PRに活かした事例
「フランスパンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「フランスパンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「フランスパンの日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
事例1.フランスパンを使ったスナック菓子をリニューアル新発売
株式会社おやつカンパニーは、フランスパンをチップス状にしたスナック菓子「フランスパン工房(シュガーバター味)」を、リニューアルし新発売しました。
プレスリリースでは、15年前の発売当時の反響や、歴代のパッケージを記載。ロングセラー商品ならではのストーリー性をフックとした内容です。
参考:あのヒット商品が帰ってきた!芳醇なバターの香りと小麦の芳ばしさが味わえる、パンから作った薄焼きラスク「フランスパン工房(シュガーバター味)」
事例2.新店オープンのベーカリーで、健康に配慮したフランスパンサンドを販売
ベーカリーを運営する株式会社ふじ森は、グループ3店舗目となる新店舗「FUJIMORI R&D (ふじ森用賀店)」を東京・用賀にオープンしました。
栄養価の高い健康的なパンをコンセプトとする同店。野菜たっぷりのデリをサンドしたフランスパンサンドは目にも鮮やかです。画像一つひとつのクオリティにも配慮されており、視覚的にも同店の世界観を伝えるプレスリリースです。
参考:「ヘルシーブレッド」時代到来!史上初のR&Dベーカリー「FUJIMORI R&D」が東急田園都市線用賀駅に4月27日グランドオープン
事例3.通常の2倍以上のフィリングとバゲット1本をまるごと使った明太フランスを発売
ベーカリー・パティスリーを展開する株式会社オールハーツ・カンパニーは、運営するベーカリー「Heart Bread ANTIQUE」より、オンラインストア限定で「夢の◯◯パン」シリーズを発売しました。
「通常サイズでは物足りない」という顧客の要望に応え、通常の2倍以上のフィリングを使用し、バゲット1本をまるごと使った巨大な明太フランスを開発。希少性がニュースバリューとなるだけでなく、「顧客の要望に応えた」という企画のきっかけを記載することで、同社の商品開発に取り組む姿勢も示すプレスリリースです。
参考:【10/1新発売!みんなの夢 叶えるためにやり過ぎちゃいました!】「ハートブレッドアンティーク」より、全国の店舗およびオンラインストアで「夢のフランスパンパン」シリーズが新登場
「フランスパンの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「フランスパンの日」は、フランスパンに注目が集まるきっかけになる日です。
パンの製造・販売に携わる企業の方や、喫茶店・飲食店を運営する企業の方にとっては特に、「フランスパンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「フランスパンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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