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5月20日は「ガチ勢の日」。今回は「ガチ勢の日」の意味や由来を解説します。
また、「ガチ勢の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に「本気」をキーワードに広報PR企画を検討している方は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
5月20日は「ガチ勢の日」です。化粧品・香水や医薬部外品の製造および販売を手掛ける、株式会社マンダムによって制定されました。
本気度の100%を「5×20=100」とし、5月20日につなげたのが日付の由来。同社が展開するコスメブランド「ギャツビー」を使って、汗やにおいを気にせずに本気(ガチ)で活動できるよう応援することが目的です。
「ガチ勢(がちぜい)」はおもにゲームプレイヤーに対して使われていた言葉ですが、近年では取り組みのジャンルを問わず多様なシーンで用いられています。
何かに本気で取り組む人を応援したり、ガチ勢を対象としたイベント情報を発信したり、商材カテゴリを限定せず広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ガチ勢の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ガチ勢の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ガチ勢の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ガチ勢の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ガチ勢の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ガチ勢の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ガチ勢の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ガチ勢の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「ガチ勢の日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
株式会社コアミックスは、人気漫画『ガチ恋粘着獣 〜ネット配信者の彼女になりたくて〜』の原画展を開催することをプレスリリースで発表しました。アナログ作画49枚と、デジタル作画の原寸複製原画31枚の展示予定内容について紹介しています。
「ガチ勢の日」とは少し異なる事例ですが、記念日のキーワードと関連性が高く期間限定の希少性も感じられるのが特徴。「東京で大好評を博した」とタイトルに記載し、過去の開催による人気度合いを伝えたのもGOODです。
参考:東京で大好評を博した「ガチ恋粘着獣展」が巡回展として大阪へ 5月25日から「タワーレコードあべのHoop店」にて開催
株式会社Globridge(グロブリッジ)は、同社が運営する飲食店「かき家 こだはる新橋店」で提供するメニューについてプレスリリースを配信。飲み放題の内容をアップデートし、飲み放題では珍しい日本酒ラインナップを紹介しました。
日本酒の希少銘柄を複数ピックアップし、自社店舗での飲み放題ならではの独自性を伝えたプレスリリースがGOODです。記念日にちなんだ事例ではありませんが、「日本酒ガチ勢がざわつく飲み放題革命」とインパクトのあるタイトルが特徴的で、メディア関係者はもちろん日本酒好きな生活者にうまくアプローチできています。
参考:この価格で幻の日本酒・十四代も!日本酒ガチ勢がざわつく“飲み放題革命”始動【かき家こだはる 新橋店】
AI開発やAI人材育成、ソフトウェア開発などを手掛ける株式会社Uravationは、株式会社日本経済新聞社との連携プロジェクトについてプレスリリースを配信しました。「文系が極める! 生成AIガチ勢への道」と題し、生成AIを使いこなすための方法を伝えるコンテンツです。
こちらも「ガチ勢の日」の事例ではありませんが、若年層が親しみやすいキーワードを盛り込んで幅広い世代にコンテンツの魅力を伝えたのがGOOD。「連載開始の背景」「連載の特徴」といった見出しを設け、企業としての目的や理念を示しています。
参考:株式会社Uravation、日経電子版にて「生成AIガチ勢への道」連載を開始
「ガチ勢の日」は、活動の内容を問わず「何かに本気で取り組む」ことを想起させるきっかけになる日です。頑張る若者に向けたサービスを検討している方や、「本気」をテーマにした開発・商品製造などを行う企業の方にとっては特に、「ガチ勢の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ガチ勢の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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