
日刊新聞創刊日
6月8日は「ガパオの日」。今回は「ガパオの日」の意味や由来を解説します。
また、「ガパオの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特にアジアン料理やタイ料理の商品開発や飲食店をされている企業は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
6月8日は「ガパオの日」です。本格派タイフードレストラン「ガパオ食堂」を運営する株式会社ベースが2007年に制定。日付は「ガパオ食堂」の設立日にちなんだもの。
ガパオとはタイホーリーバジルのことをいい、鶏のひき肉を調味料で炒めてご飯に乗せた「ガパオライス」はタイ料理の人気メニューです。タイ料理やガパオライスのさらなる普及を目的としています。
自社商品や新メニューのプレスリリースを発表したり、ガパオにまつわる情報発信につなげたり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ガパオの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ガパオの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ガパオの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ガパオの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ガパオの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ガパオの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ガパオの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ガパオの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだ事例ではないものも、今後「ガパオの日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社ベースが運営する「新宿西口ガパオ食堂」は6月8日「ガパオの日」に、通常価格1,078円(税込)の鶏肉のガパオごはんを680円(税込)で提供しました。
記念日に関連させた価格設定がGOODポイント。プレスリリースでは、おいしそうなガパオごはんの写真とともにキャンペーン概要や店舗について説明しています。
「ガパオの日」に合わせた企画を行うことで、既存顧客だけでなく、新規顧客へのアプローチにも効果が期待できる広報事例です。
参考:【新宿西口ガパオ食堂】6月8日はガパオの日!鶏肉のガパオごはんを680円で販売!
理研ビタミン株式会社は、新商品「ガパオの素」に関する情報をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、コロナ禍による旅行気分を味わいたいというニーズの高まりとともに、エスニック料理の中でもガパオが人気ということをグラフを使ってアピールしています。
ひき肉と玉ねぎを炒めるだけで完成するという手軽さは、ガパオ好きだけでなく、料理に時間をかけられないという多忙な人にもアプローチしやすい商品であることがわかりやすい事例です。
参考:フライパンで5分!ご家庭で簡単に旅行気分が味わえる「ガパオの素」新発売
株式会社ミールワークスは4月1日〜27日の期間中、展開するマンゴーツリーキッチンで「カリフラワーと松阪ポークのガパオ」を販売しました。
姉妹店で人気のガパオ炒めを季節の食材と組み合わせたメニューです。期間限定にすることで、今しか味わえないという特別感を出しているのが来店促進に効果的なポイント。
記念日にちなんだ事例ではありませんが、プレスリリースでは商品写真のほかにガパオや松坂ポークの説明も記載されており、より内容が伝わりやすい事例といえるでしょう。
参考:4月限定「カリフラワーと松阪ポークのガパオ」マンゴツリーキッチンで4月1日(土)から期間限定販売
6月8日の「ガパオの日」は、タイ料理の中でもガパオを使ったメニューや商品に注目が集まりやすい日です。アジアン料理の商品を扱う企業の方や、タイ料理店を営む方にとっては特に、「ガパオの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ガパオの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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