
「野菜フライ」の日
8月27日は「ジェラートの日」。今回は「ジェラートの日」の意味や由来を解説します。
また、「ジェラートの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にアイスクリームやジェラートを製造・販売している方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月27日は「ジェラートの日」です。ジェラートのおいしさや魅力を知ってもらうために、日本ジェラート協会によって制定されました。
日付は、1953年8月27日に、アメリカで映画『ローマの休日』が公開されたことが由来。オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がジェラートを食べるシーンが話題となり、ローマを観光する人々が憧れるデザートとして人気を博しました。
日本独自で制定された記念日ですが、ジェラートは現代でも世界的にポピュラーなデザートです。暑い季節でもあるため、8月27日の「ジェラートの日」には、食品業界をはじめさまざまな企業がイベント・キャンペーンを実施しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ジェラートの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ジェラートの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ジェラートの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ジェラートの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ジェラートの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ジェラートの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ジェラートの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ジェラートの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、ジェラートに関するプレスリリースは、今後「ジェラートの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社髙島屋は、2025年8月21日から26日までの6日間、新宿高島屋1階JR口特設会場にて、大妻女子大学の学生団体「大妻マネジメントアカデミー」が企画したジェラートを販売すると発表しました。
プレスリリースでは、学生が商品開発から販売まで主体的に関わったプロセスを紹介し、学びの場としての意義を伝えています。さらに、協力企業から高い評価を受けた点にも触れ、商品の信頼性や企画の完成度を印象づけています。記念日とは関連しませんが、学生の実践的な挑戦を社会性とともに発信する好事例です。
参考:【新宿高島屋】大妻マネジメントアカデミーの学生が考案したジェラートを、専門店が商品化。全10種類のジェラートをキッチンカー形式にて、8月21日(木)から26日(火)まで期間限定販売
星野リゾートは、運営する「星野リゾート トマム」で、2025年9月1日から10月31日までの期間限定「ポテサラジェラートショップ」をオープンすると発表しました。全8種のフレーバーが提供されます。
プレスリリースでは、五感を通じて楽しめる体験型のコンセプトを打ち出し、新しいジェラートの魅力を伝えています。記念日に関連する発表ではありませんが、企画性と話題性を兼ね備えた新店舗の情報を的確に表現しており、広報PRの参考となる事例です。
参考:【トマム】カラフルなじゃがいもやジェラートで彩られた店内で全8種のフレーバーを味わう「ポテサラジェラートショップ」が9月1日にオープン
ジェラートショップ「GELATERIA solege」を運営する株式会社グルメ杵屋は、ジェラートフォトコンテストの開催をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、フォトコンテストの詳細、応募方法や期間などを太字でわかりやすく記載。夏のおすすめのフレーバーとして、ヨーグルトやスイカを可愛らしい画像とともに紹介しています。また、担当者のコメントを掲載することで、フォトコンテストを通じてジェラートで「笑顔」になってほしいという想いが伝わる内容に仕上がっています。
「ジェラートの日」と絡めた事例ではありませんが、ジェラート関連のイベントやキャンペーンの広報PRとして参考になるプレスリリースです。
参考:再度募集!夏休みイベント!ジェラート専門店「GELATERIA solege」フォトコンテストが開催決定
8月27日の「ジェラートの日」は、夏ならではの広報PRに活かしやすい記念日です。ジェラートに限定するのが困難な場合は、アイスクリームや氷菓子といった商品にちなんだ企画を考案しても良いでしょう。
また、フルーツのおいしさを伝えたり、自社で取り扱っている食材を紹介したりといった活動にも反映できます。
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