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ジェネリック医薬品の日(12月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ジェネリック医薬品の日(12月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月22日は「ジェネリック医薬品の日」。今回は「ジェネリック医薬品の日」の意味や由来を解説します。

また、「ジェネリック医薬品の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に製薬業界の方や、ジェネリック医薬品などの企画開発を行う担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ジェネリック医薬品の日」の意味・由来とは?

12月22日は「ジェネリック医薬品の日」です。

1997年に厚生労働省がジェネリック医薬品承認のための「科学的基準」を定めた日に基づき、NPO法人ジェネリック医薬品協議会が制定。その正しい理解を広めるとともに、意義や役割を多くの人に知ってもらうのが目的とされています。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬の特許が切れたあとに同じ有効成分で作られる薬です。新薬と同じ品質・効き目・安全性で、科学的な基準に従い厚生労働大臣の承認を受けているものを指します。新薬に比べて薬価が安く、患者の負担を軽くするものとされています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。

「ジェネリック医薬品の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「ジェネリック医薬品の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ジェネリック医薬品の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ジェネリック医薬品の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ジェネリック医薬品の日」を元に発信をする流れ

「ジェネリック医薬品の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ジェネリック医薬品の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ジェネリック医薬品の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ジェネリック医薬品の日」を広報PRに活かした事例

「ジェネリック医薬品の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ジェネリック医薬品の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ジェネリック医薬品の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「ジェネリック医薬品の日」に合わせパネルディスカッションを開催

NPO法人ジェネリック医薬品協議会は、「ジェネリック医薬品の日記念パネルディスカッション」の開催をプレスリリースで発表。記念日の前日である12月21日に、東京の学士会館にて「ジェネリック医薬品製薬産業の維持・育成を図る課題と方策」をテーマに行われます。

シンプルなプレスリリースではありますが、テーマや登壇者などイベントの情報に加え、「ジェネリック医薬品の日」についての説明も太字などを使用しわかりやすく記載。プレスリリースを配信することで、記念日および協会の活動の認知拡大を図った参考事例です。

参考:「ジェネリック医薬品の日」記念パネルディスカッションを12月21日に学士会館で開催

事例2.電子版お薬手帳にジェネリック医薬品切替時の価格比較機能が追加

薬局・医療向けのサービスを提供する株式会社くすりの窓口は、電子版お薬手帳「EPARKお薬手帳」に「薬価比較機能」を追加したことをプレスリリースで発表しました。2024年10月より先発医薬品の処方に患者負担金額の支払いが必要になったことを受け、後発医薬品(ジェネリック医薬品)に切り替えた場合にどれだけ安くなるかがシミュレーションできる機能です。

プレスリリースでは、新機能である「薬の価格確認」「比較シミュレーション」「医療費管理」をアプリ画面内イメージとともに紹介。画像を掲載することにより、アプリの使い方が想像しやすい点がGOODです。記念日に絡めたものではありませんが、ジェネリック医薬品普及につながる施策などは、「ジェネリック医薬品の日」に合わせた情報発信もおすすめです。

参考:お薬の見直しで“いくら安くなる”か、「EPARKお薬手帳」アプリでお薬代のシミュレーションが可能に!薬価比較機能をリリース

事例3.オンライン診療・服薬の検索サイトをオープン

日本調剤株式会社は、オンライン診療対応の医療機関とオンライン服薬指導対応の薬局をまとめて検索できるWebサイトをオープンしたことを、プレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、スマホの操作画面をイラストにしており、Webサイトのレイアウトや操作の流れがわかるのが良い点です。ICT投資を積極的に進める企業の姿勢も紹介し、一般の利用者のほかにステークホルダーなどにも企業の姿勢が伝わるプレスリリースです。

参考:日本調剤、オンライン診療検索「NiCOナビ」をオープン オンライン診療・オンライン服薬指導をまとめて検索・選択可能に」

「ジェネリック医薬品の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月22日の「ジェネリック医薬品の日」は、ジェネリック医薬品に注目が集まりやすい日です。製薬業界の方や、ジェネリック医薬品に関する製品の開発を行う企業の方にとっては、「ジェネリック医薬品の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ジェネリック医薬品の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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