
発酵性食物繊維普及の日
1月19日は「いいくちの日」。今回は「いいくちの日」の意味や由来を解説します。
また、「いいくちの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に口内ケア商品を扱う企業の方や、お口の健康に関わる商品・サービスを扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月19日は「いいくちの日」です。歯のケアはもちろん口内トラブルを防ぎ、清浄で健康な口を保つことの大切さを広げるため、花王株式会社が制定しました。日付は、1と19を合わせた119を「いい(11)くち(9)」と読む語呂合わせから。
花王株式会社は、記念日の制定に伴い「薬用ピュオーラハミガキ」を主軸とした広報PR活動を開始しました。「オフィス de いいくち委員会 produced by ピュオーラ」や、お口磨きやお口うるうるマッサージを体験できるPRキャラバンカー「ピュオーラ de いいくち号」の出張などを行っています。
こうした啓蒙活動を通して、正常で健康な口を保つことの大切さを広めています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
「いいくちの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いいくちの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いいくちの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いいくちの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いいくちの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いいくちの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いいくちの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「いいくちの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「いいくちの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
スポーツチームやアスリートをサポートする株式会社HEMPRIME(ヘンプメッズ)は、東京都のリバーシティ歯科クリニックにて、自社製品の導入をプレスリリースで発表しました。
今回製品の取り扱いを開始した医院の紹介をメインに、委員長のプロフィールや経歴、導入に際したコメントなどをまとめたプレスリリースがGOOD。記念日にちなんだ広報PRではありませんが、導入事例としてプレスリリースを配信することで、自社の事業内容と販売製品の認知を広めています。
参考:リバーシティ歯科クリニック|患者さんの悩みに寄り添う人気のクリニックでHempMeds(ヘンプメッズ)のCBDの製品をお取り扱い開始
株式会社ロッテは、「ガム咀嚼トレーニング」に関する研究結果をプレスリリースで発表。東京医科歯科大学との共同研究によって「ガム咀嚼トレーニングが高齢者の噛む力を向上する」ことが明らかとなり、この結果が国際科学誌に掲載されました。
プレスリリースでは研究の概要と結果を簡潔に紹介したうえで、研究チームによるコメントを掲載しています。製菓業界の企業としてはもちろん、「噛むこと研究部」を設立し、さまざまな研究機関と連携する企業ならではの広報PR活動です。「いいくちの日」にちなんだ事例ではありませんが、研究結果がわかりやすいようにグラフを用いたプレスリリースが参考になります。
参考:「ガム咀嚼トレーニング」により高齢者の噛む力が向上することが明らかに | 株式会社ロッテのプレスリリース
ライオン株式会社は、公益社団法人・山口県歯科医師会との共同企画についてプレスリリースを配信しました。デンタルフロスでの口腔ケア習慣化を目指す「おうちでフロスチャレンジ」のレポートです。
2021年にスタートしたプロジェクトで、2023年11月に第3弾を実施。動画などを活用してレクチャーする様子を、写真で紹介したプレスリリースがGOODです。また、配布物の一例としてチェックシートなどを掲載し、取り組みの内容を具体的に説明しているのも参考になります。
「いいくちの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
1月19日の「いいくちの日」は、お口のケアやお口の健康を想起させるきっかけになる日です。口内ケア商品を扱う企業の方はもちろん、お口の健康に関わる商品・サービスを扱う企業の方は「いいくちの日」を切り口として、自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いいくちの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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