ベルトの日
11月26日は「いい風呂の日」。今回は「いい風呂の日」の意味や由来を解説します。
また、「いい風呂の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に旅館や温浴施設を運営する企業の方や、観光・旅行業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「いい風呂の日」の意味・由来とは?
11月26日は「いい風呂の日」です。日本浴用剤工業会により、入浴剤の効用をアピールし広く浸透させることを目的に制定されました。
日付は、「いい(11)ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせが由来。また、11月下旬は気温が下がるため、温かいお風呂にゆっくり入って疲れをとってほしいという想いも込められています。
毎年「いい風呂の日」には、全国の温浴施設や入浴関連の商品を手がける企業がキャンペーンやイベントを開催しています。関連の深い企業はもちろん、サウナや温泉施設とのコラボレーション企画に記念日を絡めてもよいでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「いい風呂の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「いい風呂の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いい風呂の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いい風呂の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いい風呂の日」を元に発信をする流れ
「いい風呂の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いい風呂の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いい風呂の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いい風呂の日」を広報PRに活かした事例
「いい風呂の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「いい風呂の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.年末年始ギフトにも適した新商品を「いい風呂の日」に発売
漢方が主成分の家庭薬「六神丸」を販売する株式会社亀田利三郎薬舗は、年末のスモールギフトに最適な、天然漢方スパハーブ「笑のゆ 辰」を11月26日の「いい風呂の日」に発売。新商品の詳細をプレスリリースを配信しました。
年代を問わない汎用性にこだわった成分だけでなく、2024年の干支である辰をイメージしたデザインも魅力的です。プレスリリースでは商品の写真に加え小豆・桂皮(ケイヒ)・艾草(ヨモギ)など各成分の写真とともに特徴を紹介し、作用に訴求することでわかりやすくまとめています。
参考:天然生薬配合の「笑のゆ 辰」2023年11月26日(いい風呂の日)に発売。年末年始のギフトにも
事例2.入浴剤や石鹸が当たる「いい風呂の日」プレゼントキャンペーン
入浴剤の楽しみ方を提案する日本浴用剤工業会は、2023年11月26日の「いい風呂の日」に先駆けて、10月1日から実施のキャンペーン情報を発表しました。日本石鹸洗剤工業会の協賛を受け、2ヵ月間にわたって公式ホームページで開催するプレゼント企画です。
賞品には、入浴剤や化粧石鹸などのサンプルセットを350人分用意。当選商品がわかりやすいビジュアルを掲載したプレスリリースがGOODです。募集開始の数日前に配信することで、より多くの認知拡大に寄与した広報PR事例といえます。
参考:入浴剤の需要期に向けて、日本浴用剤工業会が、第24回「いい風呂の日」キャンペーンを実施。
事例3.「いい風呂の日」に合わせて入浴剤のサンプリングイベントを開催
コンシューマープロダクツ事業を展開する花王株式会社は、11月26日の「いい風呂の日」に合わせて1日限定でイベントを開催することをプレスリリースで発表。『帰宅後 即フロ』と題した薬用入浴剤「バブ」のサンプリングを、阪急梅田ビッグマン前広場にて行います。
プレスリリースでは、花王が実施した「帰宅後の入浴に関する調査」で帰宅後すぐに入浴している人が全体の3割以下であったことを背景に、イベントを開催することを記載。夜早めの入浴がもたらすメリットを発信し、「帰宅後 即フロ」の実践を促しています。
記念日に合わせて、限定性や季節性、地域性を絡めて広報PRした好事例です。
参考:【11月26日は、いい風呂の日!】『帰宅後 即フロ』バブサンプリングイベントを、大阪で開催! #帰宅後即フロ~夜時間がもっとええ感じになるねんて!1回やってみ!~
「いい風呂の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月26日の「いい風呂の日」は、お風呂に注目が集まり、温泉のある施設や入浴剤を想起させるきっかけになる日です。
温浴施設や旅館を営む企業の方や、入浴関連の製品を販売する企業の方にとっては特に、「いい風呂の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いい風呂の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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