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役所改革の日(10月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日役所改革の日(10月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月6日は「役所改革の日」。今回は「役所改革の日」の意味や由来を解説します。

また、「役所改革の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に地方自治体の方や業務改革などを推進している企業はぜひ参考にしてみてください。

「役所改革の日」の意味・由来とは?

10月6日は「役所改革の日」です。1969年(昭和44年)のこの日、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」が設置されたことに由来しています。

「すぐやる課」とは、松戸市が当時増え続ける人口に対し、道路や上下水道などの整備が追いつかず、各種のひずみが目立つ状態だったことから、役所の縦割り行政では対応できない仕事に対応するために設置された部署です。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーとしており、当時の市長・松本清氏が全ての課を横断する形で設置しました。

この改革は市民からの反響が大きかったため、その後1970年代には全国に約300もの「すぐやる課」が設置されました。現在でも、松戸市を始めとしたさまざまな自治体に「すぐやる課」が設置されています。

「役所改革の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「役所改革の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「役所改革の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「役所改革の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「役所改革の日」を元に発信をする流れ

「役所改革の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「役所改革の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「役所改革の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「役所改革の日」を広報PRに活かした事例

「役所改革の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「役所改革の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「役所改革の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.自社サービスの採用実績をプレスリリースで発表

インテリジェントサービスやソリューション領域で事業を展開するネットアップ合同会社は、岐阜県岐阜市役所の事業「自治体 セキュリティ強靭化システム」において、自社サービスが採用されたことを発表しました。

「役所改革の日」の事例ではありませんが、サービス名や概要、さらに「国内初採用」とインパクトのある実績を明記したプレスリリースタイトルが特徴的です。導入による効果だけでなく採用背景にも触れており、専門的なシステムをイラストで解説したビジュアルもGOODな好事例といえます。

参考:岐阜県岐阜市役所の【自治体 セキュリティ強靭化システム】にてISMAPに準拠したAmazon FSx for NetApp ONTAPを行政システムとして国内初採用

事例2.自治体職員限定のオンラインセミナー情報を発信

学校法人先端教育機構は、事業構想大学院大学が主催するオンラインセミナーについてプレスリリースを配信しました。2日間にわたって、自治体の業務改善策をテーマに展開する自治体職員限定のプログラムです。

業務プロセス見直しや業務効率化といったトピックを取り上げ、詳しいプログラムを時間別に表でまとめたのがGOODポイント。開催の約2週間前にプレスリリースを配信することで、メディア関係者や自治体職員を中心に認知を広め、参加意欲を高めた配信タイミングも魅力的な広報PR施策です。

参考:【自治体職員限定】業務プロセスを抜本改革!デジタルツールによる自治体業務改善最前線セミナーを8月7日、8日にオンライン開催

事例3.市役所のDX化を目指し、体験調査を実施

岐阜県飛騨市は、2023年9月11日に実施した窓口業務の体験調査についてプレスリリースを配信しました。「書かなくて良い窓口」「行かなくて良い市役所」の実現を目指し、オンライン申請などのDX化を目的としたプログラムです。

誰が読んでも活動内容がわかりやすいタイトルと、目的・目標を明記したリード文がGOODポイント。プレスリリースの後半では、当時の様子を写真で紹介し、今後の展開についても触れています。「役所改革の日」のプレスリリースではありませんが、イベントレポートなどにも参考になる広報PR事例です。

参考:【岐阜県飛騨市】職員自ら市役所窓口を体験!市民や職員の手続き負担を減らす自治体窓口DXを推進

「役所改革の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「役所改革の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「役所改革の日」に関連するイベントやキャンペーンを開催したり、業務改革や改革に関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社内で取り組まれている業務改革などがあれば、この日に発信してもよいでしょう。

「役所改革の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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