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劇画の日(7月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日劇画の日(7月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月24日は「劇画の日」。今回は「劇画の日」の意味や由来を解説します。

また、「劇画の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に出版業界の方やアニメ業界の方、漫画に関連するサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「劇画の日」の意味・由来とは?

7月24日は「劇画の日」です。1964(昭和39)年のこの日、東京・神田神保町の出版社である青林堂が劇画雑誌『ガロ』を創刊した事に由来しています。

劇画とは、漫画の表現技法もしくは漫画のジャンルのことを指し、漫画家の辰巳ヨシヒロによって考案された言葉です。それまでの漫画は、比較的シンプルな線でキャラクターなどをほとんど正面から描いていたのに対し、劇画は映画のカメラワークのようなコマ割り、かつ効果音や擬音が強調されていることが特徴。1959年(昭和34年)には、辰巳ヨシヒロを中心とした劇画制作集団「劇画工房」が誕生し、日本に劇画ブームが到来しました。

毎年この日にはSNSなどで劇画風のイラストが多く投稿されています。

「劇画の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「劇画の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「劇画の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「劇画の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「劇画の日」を元に発信をする流れ

「劇画の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「劇画の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「劇画の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「劇画の日」を広報PRに活かした事例

「劇画の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「劇画の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。記念日に関した事例ではないものの、劇画やマンガにちなんだプレスリリースは、今後「劇画の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「ベルサイユのばら」とのコラボ商品を発売開始

衣料品や雑貨などの企画、製造、販売を手がける株式会社マッシュスタイルラボは、「ベルサイユのばら」と初めてコラボレーションした商品の発表をプレスリリースで配信。ルームウェアブランド「SNIDEL HOME」にて限定コレクションを発売します。

プレスリリースでは、販売する商品のカラーバリエーションやスタイリング違いの写真を複数枚掲載し、コレクションの世界観を表現しています。「ベルサイユのばら」の印象的な劇画イラストを大胆に使用した商品の画像が目を引きます。

記念日に絡めた事例ではありませんが、劇画とコラボした商品の広報PRの参考になるプレスリリースです。

参考:〈スナイデル ホーム〉18世紀フランス革命を舞台に愛と運命の物語を描いた、「ベルサイユのばら」と初のコラボレーションが実現!限定オリジナルショッパーもご用意

事例2.マンガ家たちの革命を描く書籍発売

雑誌や書籍の刊行を行う総合出版社である株式会社双葉社は、書籍『第二次マンガ革命史 劇画と青年コミックの誕生』の発売をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースの導入には本書の概要を、書籍の紹介は目次を載せてから展開。主に扱われる漫画家を7人ピックアップし、読み手の興味・関心を促しているのがGOODです。「劇画の日」にちなんだ発信ではありませんが、本書の「はじめに」をそのまま掲載するなど、目を引く構成が参考になる事例です。

参考:すべての世代がマンガを読む時代を作り上げた、マンガ家たちの革命を描く!『第二次マンガ革命史 劇画と青年コミックの誕生』(著・中川右介)発売中!

事例3.「ゴルゴ13」アニメ作品全40話の配信が決定

映像制作会社である株式会社TBSスパークルは、劇画『ゴルゴ13』のアニメ作品全40話の配信決定をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、SNSに寄せられた声に応え放送が決定した企画であることをを記載。1971年に初アニメ化された作品の内容に触れ、発見された当時のフィルムを修復、デジタル化した秘話を紹介しているのがGOODです。さらにさいとう・プロダクション齊藤輝子社長が寄せたコメントも掲載するなど読み応えのある情報が満載。記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、劇画名作アニメ再放送への熱が伝わる構成が参考になる事例です。

参考:『ゴルゴ13』激レア!初のアニメ作品全40話の配信決定!!

「劇画の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「劇画の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「劇画の日」は、劇画に注目が集まるため、劇画や劇画作家にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、劇画や漫画に関する調査リリースを出したりするのも一案です。自社製品やサービスなどで劇画を扱っている場合は、積極的にPRするとよいでしょう。

「劇画の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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