
洋菓子の日
9月23日は「お墓参りの日」。今回は「お墓参りの日」の意味や由来を解説します。
また、「お墓参りの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報PRやマーケティングネタを探している方、石材店や墓石メーカー、霊園運営会社の方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月23日は「お墓参りの日」です。全国の石材店や石材関連業者を構成員とする一般社団法人日本石材産業協会が制定しました。日付は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ことを趣旨とする国民の祝日「秋分の日」とされています。
お盆や春・秋の彼岸にお墓参りをすることで、「先祖代々に手を合わせる日本らしい文化を絶やすことなく、未来につなげていきたい」という思いが込められています。
お墓参りに関連する商品やサービスの発表、実態調査の結果発信などに活用しやすい記念日です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「お墓参りの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「お墓参りの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「お墓参りの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「お墓参りの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「お墓参りの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「お墓参りの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「お墓参りの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「お墓参りの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「お墓参りの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
一般社団法人日本石材産業協会は、9月のお彼岸の時期に「全国お墓なんでも相談室」を全国9地区で一斉に開催することをプレスリリースで発表しました。同協会が認定する「お墓ディレクター」資格を持つ専門家が、お墓の選び方や供養の方法、法律のことなど幅広い相談に無料で対応します。
プレスリリースでは、イベントの告知に加えて、自ら制定した「お墓参りの日」に込められた思いも紹介しています。イベントを主題にしながら記念日の情報も併せて発信することで、記念日の認知拡大や関連サービスの利用促進につなげる好事例です。
参考:秋のお彼岸に合わせて「お墓なんでも相談室」を全国9地区で開催。無料相談で“お墓のプロ”が、お墓の選び方・供養の方法・お墓じまい等のあらゆる悩みにお応えします。
特定非営利活動法人さわやか北摂は、川西市で初めてふるさと納税返礼品に「お墓参り及びお墓掃除代行サービス」の提供開始をプレスリリースで発表しました。遠方に住む家族に代わり、地域のNPOが心を込めてお墓の清掃・献花を行い、完了後に報告するサービスです。
プレスリリースでは、「墓参りに行きたくても行けない」人が増えている現状を、実際の声や調査結果をもとに紹介。記念日に絡めた発信ではありませんが、お墓参りに関するサービスをニーズに基づいて有用性を伝える事例です。
参考:お墓参り代行サービスが川西市ふるさと納税返礼品に初登録
Song合同会社は、20〜40代の全国の男女を対象に、お盆費用についてインターネット調査を行い、その結果を調査リリースとして発表しました。本調査では、2つのモデル世帯を想定することで、実際の生活に即した出費のイメージを示しています。
調査リリースでは、年代や職業を開示した回答者の声に加え、費用の内訳をカラーグラフで示すなど、読み手が直感的に理解できる工夫をしています。記念日にちなんだ配信ではありませんが、幅広い世代にとって関心の高いテーマを取り上げ、データとビジュアルを組み合わせて共感を引き出す調査リリースの好事例です。
参考:お金がかかるお盆、帰省やお墓参りでどれだけ費用がかかっているのか?
「お墓参りの日」は、先祖供養に関する情報に注目が集まりやすい日です。お墓参りを支援するサービスや関連イベントを展開している方にとっては、自社の商品・サービスを紹介するきっかけづくりに活用できます。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「お墓参りの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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