
わらびもちの日
4月8日は「忠犬ハチ公の日」。今回は、「忠犬ハチ公の日」の意味や由来について解説します。
また、「忠犬ハチ公の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例をご紹介。イベントの開催や新商品発売に加え、調査リリースの発案にも役立つでしょう。
広報やマーケティングネタを探している方、特にとくに渋谷周辺で事業を展開している方は、ぜひ参考にしてみてください。
4月8日の「忠犬ハチ公の日」は、忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会が制定した記念日です。ハチ公は東大農学部の上野英三郎博士に飼われていた秋田犬で、飼い主が亡くなったあとも渋谷駅に通い続けたエピソードから「忠犬ハチ公」の呼び名で語り継がれてきました。
ハチ公が亡くなったのは1935年(昭和10年)3月8日ですが、1934年4月8日に銅像が建てられたため4月8日を「忠犬ハチ公の日」に制定。なお、現在の銅像は、1947年に再建されたものです。毎年4月8日には、ハチ公前広場で慰霊祭が執り行われています。
「忠犬ハチ公の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「忠犬ハチ公の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「忠犬ハチ公の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「忠犬ハチ公の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「忠犬ハチ公の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「忠犬ハチ公の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「忠犬ハチ公の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。4月8日に限定した企画だけでなく、忠犬ハチ公に着目した広報PR活動も可能です。
ここからは、「忠犬ハチ公の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、日本の伝統・文化を外国人に楽しんでもらうことを目的とした「EXPLORE SHIBUYA 2025」のプレスリリースを配信。ハチ公の出生地である秋田県大館市から、秋田犬保存会公式ぬいぐるみ「マサル」をインフルエンサーとして迎えることを発表しました。
「忠犬ハチ公の日」に合わせた事例ではありませんが、渋谷区にホテルを構える同社ならではのユニークな取り組みとして発信しているのがポイントです。プレスリリースでは、ホテル公式インフルエンサーとなった「マサル」の写真を複数掲載し、今後の展望も交えながらプロジェクトの認知拡大につなげています。
参考:ハチ公の出生地秋田県大館市、秋田犬保存会公式ぬいぐるみ「マサル」がホテル公式インフルエンサーに就任!新たな渋谷の魅力を世界に発信します
ホテルインディゴ東京渋谷を運営する道玄坂ホテルマネジメント株式会社は、2025年のバレンタインデー・ホワイトデーシーズンに向けてプレスリリースを配信しました。忠犬ハチ公をモチーフにしたケーキ「Chu!犬ハチ公」を、数量限定で発売。
1日5台限定の希少性はもちろん、シーズンに特化した季節性・独自性がわかるプレスリリース内容がGOODです。販売時期によっては「忠犬ハチ公の日」とも絡めやすく、親和性の高い広報PR施策として参考にできるのではないでしょうか。
参考:【ホテルインディゴ東京渋谷】渋谷の愛犬「ハチ公」をモチーフにしたスイーツ「Chu!犬ハチ公」 バレンタイン&ホワイトデーの期間限定で販売
株式会社UNDONE JAPANは、渋谷区観光協会の公式キャラクター「SHIBUYA♡HACHI(シブヤラブハチ)」とのコラボレーション商品をプレスリリースで発表しました。忠犬ハチ公の物語をモチーフに、2種類のカラーラインナップを展開した腕時計です。
プレスリリースでは腕時計の単体写真はもちろん、ハチ公の銅像をデザインしたパッケージも掲載したのが特徴。愛犬の名前を刻んだり写真を入れたりできるカスタマイズ性にも触れ、自社製品ならではの独自性を積極的に発信しています。
参考:【UNDONE × SHIBUYA♡HACHI】ワンちゃんの愛らしさとファッション性を掛け合わせた新コラボウォッチが登場!
「忠犬ハチ公の日」にちなんだイベントを企画したり、渋谷観光のきっかけになるグッズを作ったりするのも一案です。自社商品・サービスに絡めた調査リリースを出すことで、製品の認知拡大にもつながります。
ハチ公の銅像は東京・渋谷が有名ですが、秋田犬のふるさとである秋田県でも、同様の広報PRが考えられるでしょう。
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