
緑茶の日
5月18日は「発酵性食物繊維普及の日」。今回は「発酵性食物繊維普及の日」の意味や由来を解説します。
また、「発酵性食物繊維普及の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に「発酵性食物繊維」に関わる商品・サービスを展開している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月18日は「発酵性食物繊維普及の日」です。発酵性食物繊維の普及活動をする一般社団法人発酵性食物繊維普及プロジェクトが制定しました。日付は、繊維が英語でfiber(ファイバー)であることから、「ファ(5)イ(1)バー(8)」という語呂合わせに。
腸内細菌のエサとなり発酵する食物繊維を「発酵性食物繊維」といいます。この発酵性食物繊維は、腸活をはじめさまざまな健康効果があるといわれています。記念日は、発酵性食物繊維の普及と摂取量を増やしてもらうことを目的に定められたものです。
発酵食品や食物繊維に関する商品・サービスを展開している企業は、「発酵性食物繊維普及の日」を活用して、自社商品の認知拡大を図ったり、健康情報を発信したりするのも一案です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「発酵性食物繊維普及の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「発酵性食物繊維普及の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「発酵性食物繊維普及の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「発酵性食物繊維普及の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「発酵性食物繊維普及の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「発酵性食物繊維普及の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「発酵性食物繊維普及の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「発酵性食物繊維普及の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「発酵性食物繊維普及の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
一般社団法人「発酵性食物繊維」普及プロジェクトは、本プロジェクトの発足を記念して2025年4月10日に発足セミナーと発表会を実施。セミナーの様子をレポートしました。
プレスリリースには、協力団体の代表である青江誠一郎先生、内藤裕二先生が「発酵性食物繊維」の摂取の有用性について講演している様子がわかる画像を掲載。続けて、「発酵性食物繊維」とは何か、プロジェクトの紹介などが展開されています。
今回のプレスリリースでは、記念日に関連する内容は記載されていませんが、「発酵性食物繊維普及の日」を制定したプロジェクトのお披露目も兼ねたセミナー情報です。多くの企業や団体が連携したプロジェクトの発足により、今後多くの情報が広がるのではないでしょうか。
参考:業界・企業の枠を越えて、新たな食習慣を提案発足セミナー&発表会を実施しました
株式会社Mizkanは、発酵性食物繊維に着目したブランド「Fibee(ファイビー)」のコミュニティサイト「Fibee腸内会」を2025年4月8日より公開することをプレスリリースで発表。「Fibee」や発酵性食物繊維に関する情報を届けるサイトです。
プレスリリースには発酵性食物繊維や健康情報、お客さま同士の交流ができるサイトであることを紹介。記事例のスクリーンショットを掲載し、具体的なイメージを伝えている点がGOODです。最後に「Fibee」を展開した構成もポイント。記念日に直接関連した内容ではないものの、発酵性食物繊維に着目したブランドの新たな取り組みをプレスリリースで広く届けた参考事例です。
参考:“発酵性食物繊維”に着目したブランド「Fibee」のコミュニティサイト「Fibee腸内会」が4月8日(火)公開
株式会社日清製粉グループ本社は、学校法人大妻学院大妻女子大学とともに、高食物繊維小麦粉に含まれる多様な発酵性食物繊維(※)の組成を明らかにしたとプレスリリースを配信。また、発酵性食物繊維による腸内環境改善効果の可能性についての研究結果は、「日本農芸化学会2025年度札幌大会」で発表するとのことです。
プレスリリースの冒頭に、囲み枠線を用いて研究成果の概要を掲載しています。さらに、学会発表の概要から背景や研究の経緯、内容の詳細、今後の期待と展開。起承転結がはっきりした構成の組み立て方が参考になります。「発酵性食物繊維普及の日」に関連した内容は記載されていませんが、発酵性食物繊維の効果の認知拡大に寄与したプレスリリースです。
※ヒトの消化酵素で分解されずに大腸まで届き、腸内細菌のエネルギー源となる食物繊維
参考:高食物繊維小麦粉の発酵性食物繊維による腸内環境改善効果の検証
5月18日の「発酵性食物繊維普及の日」は、腸活や健康情報が注目されやすい日です。特に、発酵性食物繊維に関する研究や関連商品を展開する企業は、「発酵性食物繊維普及の日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「発酵性食物繊維普及の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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