
緑茶の日
2月1日は「2分の1成人式の日」。今回は「2分の1成人式の日」の意味や由来を解説します。
また、「2分の1成人式の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例をご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に子ども向けのイベント・キャンペーン企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月1日は「2分の1成人式の日」です。子ども専門の写真スタジオを運営する、株式会社スタジオアリスによって制定されました。
10歳は、生まれてきたことに感謝したり、将来の夢を考えたりといった時期。子どもの成長を振り返る大切な日として、「2分の1成人式」を広く知ってもらうのが主な目的。日付は、2分の1の数字にちなんで2月1日となりました。
同社が発案したユニークなイベントですが、近年では全国的に認知されており、小学校などで催しを行うケースも多く見られます。10歳ならではの写真撮影だけでなく、子ども向けのキャンペーンを開催したり、親世代をターゲットにした広報活動を実施したりといったきっかけに有用な記念日です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「2分の1成人式の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「2分の1成人式の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「2分の1成人式の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「2分の1成人式の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「2分の1成人式の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「2分の1成人式の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「2分の1成人式の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「2分の1成人式の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「2分の1成人式の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
オリジナルブランド「マナラ」「アールオム」「アクナル」を手掛ける株式会社ランクアップは、社員の子どもたちの10歳を祝う「2分の1成人式」を開催し、その様子をプレスリリース配信しました。各家庭で色紙を制作したり、記念品を贈呈したりといった活動を写真とともに紹介しています。
2025年は感染症拡大を考慮して家庭での実施となりましたが、時流を捉えたうえで「今年ならでは」を訴求したのがGOOD。自社のユニークな取り組みを積極的に発信することで、企業そのものの独自性・新規性を伝えています。2月1日の「2分の1成人式の日」の記載があれば、より効果的な認知拡大効果が期待できるでしょう。
参考:「2分の1成人式」から広がる、新しい企業の子育て支援!ワークワークライフバランス企業ランクアップの取り組み
一般社団法人・まなびぱれっとは、2024年3月12日に開催するイベント「人生設計発表会」についてプレスリリースを配信しました。板橋区立板橋第十小学校の4年生が、1,000人の大人と作り上げてきた人生設計を発表・フィードバックすることを目的としたプロジェクトです。
こちらは「2分の1成人式の日」とは少し異なるプレスリリースですが、同団体が学年別に展開している企画をふまえ、4年生ならではの学びについて訴求しています。ボリュームの大きい文章も、イラストや写真を入れることで読みやすくなっているのがGOODです。
参考:1年間で1000人の大人と出会った小学校4年生の「人生設計発表会」を3月12日にSHIBUYS QWSで開催!
印刷における後加工機を手掛ける株式会社ホリゾンは、同社が主催した第1回作文コンクールの授賞式のレポートを配信しました。授賞式後には受賞者自身が製本を体験し、その様子が写真とともに紹介されています。
製本機器関連事業を展開する企業ならではの取り組みとして、作文コンクールと掛け合わせた企画内容がユニークな事例です。「2分の1成人式の日」とは少し異なるプレスリリースですが、企業情報からプロジェクト内容まで、わかりやすくまとめた構成が参考になります。自社の強みを活かした製品・イベント情報の広報PR施策としても有用です。
参考:想いをカタチにする体験と共に。ホリゾン主催、第1回作文コンクールの授賞式を開催
2月1日の「2分の1成人式の日」は、子ども向けのイベントを想起させるきっかけになる日です。10歳を祝う記念日であるため、小学生を対象にした企画を検討している方や、保護者向けの製品を扱っている方にとっては特に、「2分の1成人式の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「2分の1成人式の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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