
世界哲学デー

11月10日は「ハンドクリームの日」。今回は「ハンドクリームの日」の意味や由来を解説します。
また、「ハンドクリームの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に製薬・美容業界の方や、ハンドクリームに関する製品の開発・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月10日は「ハンドクリームの日」です。自分の手に感謝する日をつくりたいと、ハンドクリームメーカーのユースキン製薬株式会社が制定しました。
日付の由来は、11月10日以降に東京の最低気温が10度を下回ることが多く、乾燥でハンドクリームの需要が高まることと、11と10を「いい手」と読む語呂合わせからとされています。
飲食業界をはじめ、ハンドクリームや手のケアをテーマに新商品を紹介したり、「ハンドクリームの日」にちなんだキャンペーンを行ったりと、さまざまな広報PR活動のきっかけとなる記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ハンドクリームの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ハンドクリームの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ハンドクリームの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ハンドクリームの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ハンドクリームの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ハンドクリームの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ハンドクリームの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ハンドクリームの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ハンドクリームの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社 作島は、展開する京都発のブランド「YUGUE (ユゲ)」から、新商品「ボタニカル ハンドクリーム」を発売したことをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、落ち着いた世界観に合わせた商品写真を大きく配置し、“浄”“禅”という2種類の香りのコンセプトを具体的な使用シーンとともに紹介しています。読み手に香りのイメージを想起させる構成が印象的です。記念日に直接関係する内容ではありませんが、ハンドクリームの持つ癒し・ケアの価値を丁寧に伝えるプレスリリースとして参考になります。
参考:京都発 “心と手肌をととのえる”ボタニカルハンドクリーム「浄 / 禅」を新発売【ユゲキョウト】
ロクシタンジャポン株式会社は、ホリデーコレクションとして、3つの光をテーマにした限定ハンドクリームキット2種を数量限定で発売することをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、ホリデーシーズンの高揚感を表現したビジュアルを冒頭に大きく配置し、朝・昼・夜それぞれの光から着想した香りの世界観を丁寧に説明しています。商品特徴に“テーマ”を紐づけて紹介することで、限定コレクションならではの特別感を印象づけている点が特徴的です。記念日に直接関係する内容ではありませんが、ハンドクリームの魅力を季節感やコンセプトとともに伝える構成として参考になります。
参考:【ロクシタン】“光の魔法”がテーマのホリデーコレクションから3つの限定の香りが揃うハンドクリームキット2025年10月29日(水)限定発売
株式会社ISHIは、手の日焼けに関する実態を把握するため、アンケートを実施し、その結果をプレスリリースで発表しました。アンケートでは、「手の日焼けで困った経験がある」と回答した人が88.7%にのぼるなど、手元の紫外線対策への関心の高さが示されています。
プレスリリースでは、回答結果を項目ごとに整理して可視化し、手元のUV対策が習慣化していない背景をわかりやすく説明しています。そのうえで、自社の多機能エイジングケアハンドクリームを“対策例の一つ”として紹介する構成が特徴です。記念日に直接関連する内容ではありませんが、季節性の高いテーマを調査データとともに提示し、読み手の課題意識を高める調査リリースの参考事例です。
参考:約9割もの人が、手の日焼けで困った経験があった!多機能エイジングケアハンドクリーム「H365」が、手のうっかり日焼けについてアンケートを実施。
11月10日の「ハンドクリームの日」は、手のケアに注目が集まりやすい日です。製薬・美容業界の方や、ハンドクリームに関する製品の開発を行う企業の方にとっては、「ハンドクリームの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ハンドクリームの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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