
緑茶の日
2月19日は「天地の日」。今回は「天地の日」の意味や由来を解説します。
また、「天地の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や研究機関・団体、天文に関わる製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
2月19日は「天地の日」です。「地動説」の提唱者でポーランドの天文学者のニコラウス・コペルニクスの誕生日に由来しています。
当時は地球中心説の「天動説」が主流であったため、それを覆す太陽中心説の「地動説」は、天文学史上最も重要な発見とされています。コペルニクスは天文学者であると同時に、経済学者でもあり、「悪貨は良貨を駆逐する」と唱えた人でもあります。
「天地の日」は誰によりいつ制定されたかなど詳細は不明で、大きなイベントなども行われていません。
「天地の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「天地の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「天地の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「天地の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「天地の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「天地の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「天地の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「天地の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「天地の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構の有人宇宙技術部門は、配信イベント「宇宙好きキッズ大集合!〜古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう~」の開催情報をプレスリリースで発表しました。宇宙が好きな小中学生を対象に、古川宇宙飛行士をはじめとする有識者がトークを交わすプログラムです。
比較的シンプルなプレスリリースですが、開催日と対象者、登壇者など大要がわかるアイキャッチを掲載したのがGOODポイント。「天地の日」の事例ではないものの、イベント・キャンペーンの開催情報を発信する広報PR施策として参考になります。
参考:【JAXA×有人宇宙 NEWS】「宇宙好きキッズ大集合!~古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう~」を2月2日(金)19時00分よりLIVE配信
株式会社Kanattaは、同社が運営する女性コミュニティ「コスモ女子」のプレスリリースを配信しました。映画「僕が宇宙に行った理由」の鑑賞シェアワークショップを、Zoomを開始して展開するオンラインイベントです。
「コスモ女子」という名称ではあるものの、性別年齢関係なく参加できるのが当イベントの強み。開催後にレポートとしてプレスリリースを配信することで、今後の取り組みやほかのイベントに興味を持ってもらうきっかけになった広報PR事例です。
参考:【コスモ女子】1/8(月)開催 映画『僕が宇宙に行った理由』鑑賞シェアワークショップ
株式会社小学館集英社プロダクションは、特別展「チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く」の開催情報をプレスリリースで発表しました。アニメ作品の世界を舞台に、地動説や宇宙の研究に関する展示を楽しむイベントです。
「天地の日」に関する事例ではありませんが、ひとつの作品に特化した独自性の高いコンテンツをプレスリリースで発信することにより認知拡大効果が期待できます。グッズ付きチケットなど、読み手にとって有益な情報を豊富に盛り込んだ構成も参考になるのではないでしょうか。
参考:特別展「チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く」チケット販売は2月7日(金)正午開始!展示の見どころとオリジナルグッズ情報も公開。
2月19日の「天地の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「天地の日」には、天文学に注目が集まります。「地動説」を唱えたコペルニクスに関連することだけでなく、天文学全般に視野を広げてイベントやキャンペーンを実施するのも一案です。独自のサービスや製品がある場合は積極的に発信するとよいでしょう。
「天地の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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