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ホームセキュリティの日(1月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ホームセキュリティの日(1月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月5日は「ホームセキュリティの日」。今回は「ホームセキュリティの日」の意味や由来を解説します。

また、「ホームセキュリティの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報PRやマーケティングネタを探している方、ホームセキュリティシステムを製造・販売する企業は、ぜひ参考にしてみてください。

「ホームセキュリティの日」の意味・由来とは?

1月5日は「ホームセキュリティの日」です。家庭向けの防犯システム「ホームセキュリティシステム」が1981年1月5日に発売されたことにちなんで、日本で初めて警備保障会社を創業し、「安全産業」を築いたセコム株式会社が制定しました。

同社のホームセキュリティシステムは、その後普及が進み、2014年には契約数が100万軒を超えるなど、家庭の防犯対策として広く認知されるようになりました。

この記念日には、家庭内の「安全・安心」についてあらためて考えてもらうことが目的とされています。防犯意識の啓発や、住まいの安全をテーマにした商品・サービスの広報PRと親和性の高い記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「ホームセキュリティの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「ホームセキュリティの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ホームセキュリティの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ホームセキュリティの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ホームセキュリティの日」を元に発信をする流れ

「ホームセキュリティの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ホームセキュリティの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ホームセキュリティの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ホームセキュリティの日」を広報PRに活かした事例

「ホームセキュリティの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ホームセキュリティの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ホームセキュリティの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.著名人起用で「ホームを守る」意識喚起につなげるプロジェクトを始動

セコム株式会社は、アンバサダーを務める大谷翔平氏とともに、「安全・安心」への関心を高めることを目的とした「ホームを全力で守るプロジェクト」を発足したと、プレスリリースで発表しました。本プロジェクトでは、新CMの公開に加え、SNSを活用した参加型キャンペーンを展開しています。

プレスリリースでは、著名人を起用した理由やプロジェクトの背景を丁寧に説明し、「ホーム=守るべき大切な場所」というテーマを明確に打ち出しています。また、CMのストーリーやメイキングカットを写真とともに紹介することで、取り組みの世界観を視覚的に伝えている点も特徴です。記念日と直接結びつけた配信ではありませんが、「家庭の安全・安心」を考えるきっかけを社会に投げかける構成は、「ホームセキュリティの日」などの記念日をフックに情報発信する際の参考になります。

参考:アンバサダー・大谷翔平さんと「ホームを全力で守るプロジェクト」を発足

事例2.「置き配」という身近な不安を切り口に防犯意識を喚起

ダイワ通信株式会社は、置き配時の盗難やトラブル防止を目的とした見守りカメラ「DB312(デュアルレンズパーセルガードカメラ)」を販売すると、プレスリリースで発表しました。本製品は、人と荷物の動きを同時に確認できる点を特長としています。

プレスリリースでは、「置き配」利用の拡大や盗難被害の増加といった社会背景を冒頭で提示し、生活者が抱える不安を明確化。そのうえで、製品がどのように課題解決につながるのかを、イメージ画像や利用シーンとともに説明しています。記念日に直接ひもづけた配信ではありませんが、「家庭の安全・安心」を日常の具体的なシーンから捉え直す構成は、「ホームセキュリティの日」をきっかけに、防犯対策を考えてもらう情報発信の参考になります。

参考:「置き配」の不安に終止符を。ダイワ通信グループにて、見守りカメラ新発売

事例3.「安心感」を軸にホームセキュリティの価値を再定義

ALSOKは、創立60周年を機に俳優・松山ケンイチ氏を新イメージキャラクターに起用し、新CM「ここに、ALSOK。」を公開したことをプレスリリースで発表しました。CMでは、年配夫婦や新生活を始めた夫婦のもとを松山氏が訪ね、日常の不安や暮らしの変化に寄り添う様子が描かれています。

プレスリリースでは、機能説明に偏るのではなく、「安心して暮らせる状態とは何か」という価値をストーリーで伝えている点が特徴です。出演者の起用意図やCMのコンセプトを明確に示したうえで、撮影エピソードやビジュアルを交えて紹介することで、記事化しやすい情報設計になっています。記念日に直接ひもづけた配信ではありませんが、「家庭の安心」を感情面から捉え直す切り口は、「ホームセキュリティの日」をフックに、防犯の必要性を伝える際の参考になる事例です。

参考:新イメージキャラクターに松山ケンイチさんが就任/ALSOKの新CM「ここに、ALSOK。」『非常ボタン篇』・ 『スマホゲート篇』

「ホームセキュリティの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「ホームセキュリティの日」は、家庭内の防犯対策に関する情報に注目が集まりやすい日です。住まいの安全対策に関する取り組みやホームセキュリティに関する情報発信を行う際は特に、「ホームセキュリティの日」を切り口として魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ホームセキュリティの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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