未来を担う水素電池の日
12月25日は「未来を担う水素電池の日」。今回は「未来を担う水素電池の日」の意味や由来を解説します。
また、「未来を担う水素電池の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に自動車業界の方や、再生可能エネルギー、水素電池に関する製品やサービスの企画開発を行う担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「未来を担う水素電池の日」の意味・由来とは?
12月25日は「未来を担う水素電池の日」です。水素電池の技術や製品、システム開発などの関連企業によって組織する先進エクセルギー・パワー研究会が制定。
既存の蓄電池とは異なる特性を持つ水素電池を活用することで、石油エネルギーから再生可能エネルギーと電池に劇的な変化をもたらすことを多くの人に知ってもらい、その未来を目指す企業等の想いを後世に伝えていくことが目的とされています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
「未来を担う水素電池の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「未来を担う水素電池の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「未来を担う水素電池の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「未来を担う水素電池の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「未来を担う水素電池の日」を元に発信をする流れ
「未来を担う水素電池の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「未来を担う水素電池の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「未来を担う水素電池の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「未来を担う水素電池の日」を広報PRに活かした事例
「未来を担う水素電池の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「未来を担う水素電池の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「未来を担う水素電池の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.電池部品の量産・出荷について発表
FDK株式会社は、特定のニッケル水素電池用の部品のひとつ「極板」を新たに量産し、海外メーカーへと出荷を開始したことを、プレスリリースで発表。ニッケル水素電池を製造・販売するメーカーが、海外向けに部品の量産を開始したという情報を伝えました。
量産やライン増設などの情報は、好業績を予見するのによく使われる材料です。決算発表や記者会見を待たずにこまめに発信することで、ステークホルダーに伝わる可能性が高まります。「民生用ニッケル水素電池のグローバルでのシェアはNo.1」と、市場におけるポジションがわかる資料の出典を明記したのも良い点です。
事例2.メディア関係者向けに再生可能エネルギーの展示会を開催
RXJapan株式会社は、再生可能エネルギー、資源リサイクル・脱炭素ソリューションなど、最新製品・サービスが一堂に会する展示会を幕張メッセで開催することを、メディア関係者向けにプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、「多くの視聴者・読者がエネルギー問題に関心が高いこのタイミング」と説明し、メディア関係者の来訪を促しています。出展企業の説明部分は、スマホ対角の画像を連続させて、スクロールのリズムを作り出す工夫がみられました。外出先やスキマ時間にもサクサクと閲覧できるようにした点が秀逸です。
参考:「水素・燃料電池」「二次電池」「太陽光」「風力」「バイオマス」エネルギーの展示会【ついに8月31日[水]より】幕張メッセで開催!
事例3.ZEB向け燃料電池を長野県で納入
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、長野県で清水建設株式会社から受注した純水素燃料電池システムを「長野トヨタ自動車株式会社」に納入したことを、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、水素エネルギーを利用するネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)が長野県で初めてであること、有名企業が納入したことに触れました。ニュースに取り上げられやすい2つのトピックを簡潔に伝えており、脱炭素関連のニュースを探すメディア関係者に話題を提供するプレスリリースです。
参考:「H2Rex(TM)」が長野トヨタ自動車本社にて稼働開始
「未来を担う水素電池の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月25日の「未来を担う水素電池の日」は、水素発電や再生可能エネルギーに注目が集まりやすい日です。自動車業界の方や、水素電池に関する製品の開発を行う企業の方にとっては、「未来を担う水素電池の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「未来を担う水素電池の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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