みその日
4月18日は「お香の日」。今回は、「お香の日」の意味や由来を解説します。
また、「お香の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にお香を開発・販売している方や、お香関連の商品を広報PRに活かしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「お香の日」の意味・由来とは?
4月18日は「お香の日」です。1992年、全国香物線香組合協議会が制定しました。一般社団法人日本記念日協会にも認定されています。香文化の魅力を伝え、日本で普及させるのがおもな目的です。
595年(推古天皇3年)の4月に、淡路島に巨大な香木が漂着したと『日本書紀』に記されています。また、「香」の漢字を分解すると「一・十・八・日」。これらの要素から、4月18日が「お香の日」に決定されました。
お香を販売する店舗や仏壇屋などでは、「お香の日」にちなんだキャンペーンを各地で開催。関連商品の販売促進など、広報PR活動にも活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「お香の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「お香の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「お香の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「お香の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「お香の日」を元に発信をする流れ
「お香の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「お香の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「お香の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「お香の日」を広報PRに活かした事例
「お香の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「お香の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「お香の日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
事例1.お香のブランド店がプレスリリースで店舗改装を発表
株式会社玉初堂が手がけるお香のブランド「ICHIKŌ ICHIE(一香一会)」は、大阪・梅田の阪急三番街店をリニューアルオープンすることをプレスリリースで発表しました。
創業200年以上の老舗メーカーが手がける「ICHIKŌ ICHIE」。これまで培ってきた原材料の調達や品質管理の知見を活かし、高品質なお香の提供することを強みとしています。
プレスリリースでは、リニューアルポイントだけでなく、お香の1本あたりの長さや燃焼時間を細かく記載しているのがGOOD。シンプルでおしゃれなパッケージは、トレンドに敏感な人やインテリアに興味がある人にもアプローチしやすい広報事例です。
参考:お香との出会いを広げるインセンスブランド『ICHIKŌ ICHIE』阪急三番街の店舗をリニューアルオープン
事例2.5周年記念イベントでお香制作体験を開催
アニメパーク「ニジゲンノモリ」を運営する株式会社ニジゲンノモリは、アトラクション「NARUTO&BORUTO 忍里」の5周年記念イベントについてプレスリリースを配信。“香りの島”淡路島を舞台に、自分だけのお香を制作する「お香制作体験」を期間限定で開催します。
10種類の精油から自分好みの香りに調合し、さまざまな染料と「NARUTO&BORUTO 忍里」専用のアトラクションをモチーフにした型取りで世界にひとつだけのお香を作ることができます。プレスリリースではどんな体験ができるのかイメージしやすい画像を掲載するほか、概要をわかりやすく記載しているのがGOOD。
記念日ではなく周年記念にちなんだ事例ですが、希少性や独自性がある施策を知らせる好事例です。
参考:NARUTO&BORUTO 忍里 5周年記念イベント 第3弾“香りの島”淡路島で世界に1つだけの手作りお香制作体験!
事例3.フレグランス・ブランド「CHIË」の国内発売開始を発表
お香の製造販売を行う株式会社日本香堂は、フレグランス・ブランド「CHIË(チエ)」の商品を2024年2月9日より国内発売することをプレスリリースで配信しました。
今回発売するのは全9種類のお香とお香立て。100%天然の香原料のみを使用し、自然本来の香りを調和させているのが特徴です。プレスリリースでは、ブランドのコンセプトやこだわりのほか、香りの種類をそれぞれわかりやすく紹介しているのがGOODポイント。
「お香の日」に直接絡めた事例ではありませんが、お香に関する新商品をプレスリリースで配信する際の参考になる事例です。
参考:日本香堂の新フレグランス・ブランド「CHIË」 浄化や瞑想をテーマに「沈香」「パロサント」「ホワイトセージ」など9種類のインセンスと1種類の香立てを国内新発売
「お香の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
4月18日の「お香の日」の当日限定や、前後の期間を設けることで、商品・サービスの広報PR活動に活かせます。お香好きな人や、これまで触れ合う機会がなかった人などターゲットを絞って、調査リリースを出すのも一案です。
また、11月5日の「お香文化の日」にちなんだイベントやキャンペーンを検討してもよいでしょう。お香を取り扱う企業だけでなく、「香り」という言葉に注目して発信するのもひとつの方法です。
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