
緑茶の日
3月4日は「差し入れの日」。今回は「差し入れの日」の意味や由来を解説します。
また、「差し入れの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に製造業界の方や、ギフト製品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月4日は「差し入れの日」です。仕事を頑張る人々に前向きな気持ちになってもらい、日本を明るくするために活動する「日本残業協会」によって制定されました。
日付は、「さ(3)し(4)いれ」と読む語呂合わせから。社会人の応援方法のひとつとして差し入れを啓蒙し、社内コミュニケーションを活性化したり、業務を効率化させたりといった目的があります。
毎年3月4日の「差し入れの日」には、同協会を筆頭にさまざまな活動を実施。たとえば、2019年3月15日には、公式Webサイトで「差し入れの日」にちなんだ特集記事を公開しました。
差し入れは、会社内だけでなく、家族や友人といった間でも用いられるため、食品・インテリア・ケア用品などあらゆるカテゴリの広報PRに活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「差し入れの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「差し入れの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「差し入れの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「差し入れの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「差し入れの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「差し入れの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「差し入れの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「差し入れの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「差し入れの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社オールハーツ・カンパニーは、スイーツショップPÂTISSERIE PINÈDE(パティスリーピネード)」にて販売する新商品のプレスリリースを配信しました。「春の苺フェア」をテーマに、苺と桜を使ったスイーツを期間限定で展開するプロジェクトです。
「差し入れの日」に関する事例ではありませんが、お花見での差し入れやお祝い品など、春ならではの利用シーンを想起させる紹介文が魅力。スイーツの見た目だけでなく、サイズ感と断面がわかる写真も参考になる好事例です。
参考:【お花見スイーツ】「ピネード」より、ねこ型のクッキーを添えた『さくらのプチモンブラン(ねこ)』をはじめ、春を華やかに彩る苺と桜をテーマにしたスイーツが新登場!
「東京ばな奈ワールド」などを運営する株式会社グレープストーンは、いちごスイーツ専門店「VERY RUBY CUT」のプレスリリースを配信。ブランドリニューアル1周年にちなんで、苺を使った「いちごバターサンド」の販売を発表しました。
「手土産や気の利いた差し入れにぴったり」と具体的な利用シーンを明記し、商品パッケージやバターサンドの写真を掲載したビジュアル面がGOODです。こちらも記念日にまつわる事例ではありませんが、季節性がわかる商品特長を鮮やかな写真とともに訴求したプレスリリース内容が参考になります。
参考:【期間限定】連日完売の極厚バターサンドが、ダブル苺仕立てで新登場!いちごスイーツ専門店「VERY RUBY CUT」
スポーツ専門クラウドファンディングを展開するスポチュニティ株式会社は、九州アメリカンフットボール50周年記念事業実行委員会が主催する「未来へ紡ぐ#九州アメフト50周年プロジェクト!」のクラウドファンディングプロジェクトを実施。「応援チームへの差し入れ」のリターン品を新たに追加したことをプレスリリースで発表しました。
追加したリターン品は「熱中症対策商品」「スポーツドリンク」「プロテイン」の3種類で、それぞれお礼のメッセージカードや九州ボウル試合観戦チケット付き。プレスリリースでは追加リターンの概要を伝えるだけでなく、クラウドファンディングの資金使途についても明記しているのがGOODです。
記念日に絡めた広報PR施策ではありませんが、「差し入れ」に関する情報を発信する際に参考になる構成です。
参考:「応援チームへの差し入れ」リターンを新たに追加!九州アメリカンフットボール50周年記念事業実行委員会
3月4日の「差し入れの日」は、会社や知人間での差し入れを想起させるきっかけになる日です。差し入れに適した商品を開発・販売する方や、関連のイベント・キャンペーンを検討している方にとっては特に、「差し入れの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「差し入れの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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