
背骨の日
2月3日、毎月23日は「不眠の日」。今回は「不眠の日」の意味や由来を解説します。
また、「不眠の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や、不眠を改善する商品の企画開発を行う担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月3日は「不眠の日」です。日本人の半数以上は不眠症状を持っていながら、多くの人が対処法などの正しい知識を有していないことから、睡眠改善薬などを手がけるエスエス製薬株式会社が制定したとされています。不眠の改善について、適切な情報発信を行うのが目的です。
日付は2と3で「不眠」と読む語呂合わせから2月3日に。また、不眠の症状は一年中起こるので毎月23日も2と3で「不眠の日」としました。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
「不眠の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「不眠の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「不眠の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「不眠の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「不眠の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「不眠の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「不眠の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「不眠の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「不眠の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
マインドフルネス・コンテンツの開発を行う株式会社クロアは、癒しの音楽を収録したアルバム『High Bliss -Perfect rest-』の配信開始をプレスリリースで発表しました。リラックスタイムにぴったりな楽曲で、安息のひとときを体験できる作品です。
プレスリリースでは、作品詳細をアルバムのジャケット写真とともに紹介。YouTubeや各種配信サービスへのリンクを掲載しており、すぐに試聴可能な工夫がGOODです。「世界一睡眠不足の日本人へ贈る」と目を引くワードを盛り込んだタイトルづけも参考になります。記念日にまつわる事例ではありませんが、不眠解消に役立つ音楽作品は、「不眠の日」に絡めた広報PRを行うのもいいでしょう。
参考:世界一睡眠不足の日本人へ贈る、秋の夜長を彩る癒やしの音楽作品がリリース!
学習教材などの出版を手がける株式会社 学研ホールディングスは、グループ会社の株式会社Gakkenより、『超熟睡トレーニング』を発売したことをプレスリリースで発表しました。15万人以上の日本人のデータをもとに、「寝付けない」「いびき」などさまざまな睡眠不調を最短で改善するための「日本人のための睡眠法」がまとめられた一冊です。
プレスリリース冒頭では、「本書のココがスゴイ!」という見出しとともに本書の強みを3点紹介。魅力を端的に伝えた構成がGOODです。ページのサンプル画像や著者・監修者プロフィール、オンラインショップへのリンクなども記載し、必要な情報が過不足なくまとめられたプレスリリースです。記念日に合わせたものではありませんが、不眠改善の適切な情報発信を目指す「不眠の日」と親和性が高い参考事例です。
参考:15万人以上の日本人の睡眠改善をサポートしてきた「上級睡眠健康指導士」だけが知っている“日本人に最も合う”熟睡スキルとは? 性格、努力は関係なし! 真似するだけでOK! 『超熟睡トレーニング』発売!
酒類の輸出入などを手がける株式会社RIKUは、体を整えてくれる成分として注目の「GABA」と「コエンザイムQ10」を配合した、お酒「すやり」の発売をプレスリリースで配信しました。一日の終わりのホッとひと息付きたい時に適した、はちみつゆず味の商品です。
プレスリリースでは、淡黄色をベースとしたやわらかい印象のイラストとともに「すやり」の詳細を記載。「毎日が忙しく布団に入っても寝付けない」方に試してほしい商品であるとし、「もうヒツジを数えない、ヒツジのいらないお酒」というユニークなフレーズで魅力を伝えています。実際に「すやり」を試した方からの声も紹介し、新商品の信頼性向上につなげている点もGOODです。
「不眠の日」に関するプレスリリースではありませんが、入眠を助けるアイテムなどは、記念日と絡めた発信もおすすめです。
参考:日頃忙しいあなたが”すやり”と眠りにつけるように。想いを込めてつくったカラダを優しくいたわるお酒「すやり」が新発売!
2月3日、毎月23日の「不眠の日」は、不眠や睡眠にまつわるトピックに注目が集まりやすい日です。医療業界の方や、自律神経の乱れ、不眠を解消するサービスの開発を行う企業の方にとっては、「不眠の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「不眠の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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