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国際ビーチクリーンアップデー(9月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際ビーチクリーンアップデー(9月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月22日は「国際ビーチクリーンアップデー」。今回は「国際ビーチクリーンアップデー」の意味や由来を解説します。

また、「国際ビーチクリーンアップデー」をきっかけに広報PR活動を行う効果や、実際の広報事例もご紹介。広報ネタを探している方、特に環境問題や社会問題といった分野に関わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際ビーチクリーンアップデー」の意味・由来とは?

9月22日は「国際ビーチクリーンアップデー」です。1985(昭和60)年、アメリカのサンフランシスコに本部を構える海洋自然保護センターによって制定・実施されました。

海のごみ問題を解決すべく、世界的な取り組みを行うのがおもな目的です。「国際ビーチクリーンアップデー」やその前後には、アメリカの環境NGOオーシャン・コンサーバンシーが筆頭となり、世界共通の手法でごみの内容を調査しています。

また、日本の一般社団法人・JEANは、毎年春・秋の2シーズンに分けて「クリーンアップキャンペーン」を実施。世界のごみ問題を解決する糸口のひとつでもあるため、環境問題・ごみ問題といった分野に携わる企業は特に、広報PRのテーマとして有用でしょう。

「国際ビーチクリーンアップデー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際ビーチクリーンアップデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際ビーチクリーンアップデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際ビーチクリーンアップデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際ビーチクリーンアップデー」を元に発信をする流れ

「国際ビーチクリーンアップデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際ビーチクリーンアップデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際ビーチクリーンアップデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際ビーチクリーンアップデー」を広報PRに活かした事例

「国際ビーチクリーンアップデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際ビーチクリーンアップデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際ビーチクリーンアップデー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.SDGsの一環として街やビーチをきれいにするプロジェクトが始動

HAPPY EARTH実行委員会は、9月末に開催される国連総会のシーズンに合わせて、SDGsに関するプレスリリースを配信しました。街やビーチの清掃活動を通じて、地球環境について考えるきっかけにしてほしいという願いを込めたプロジェクトです。

東京・横浜・大阪・沖縄の4エリアで展開する今回の取り組みに先駆けて、開催日時や参加メンバーなどを紹介。「国際ビーチクリーンアップデー」のプレスリリースではありませんが、写真を多く掲載してイメージを高めたり、各エリアの情報がわかりやすくまとめられたりといった構成が参考になる広報PR事例です。

参考:【9月末はSDGs週間】街をビーチをキレイに!!『 HAPPY EARTH CLEANUP WEEK|ハッピーアースクリーンアップウィーク』を東京・横浜・大阪・沖縄で開催

事例2.清掃活動や海洋汚染について学ぶ3日間のイベント

海と日本プロジェクト広報事務局は、海洋ごみ対策プロジェクトの一環として実施した「第71回湘南ひらつか七夕まつり」のイベントレポートを公開しました。2023年7月7日から9日までの3日間、街中のクリーンアップや環境トークショー、海洋汚染に関する展示を実施します。

当日の様子を配信したプレスリリースでは、トークショーや展示会などの見出しに分けて写真とともに紹介した構成がGOOD。記念日に関連した事例ではないものの、参加した子どもと保護者からのコメントをピックアップし、読み手にとってより身近な内容を届けるなどの伝え方が参考になるプレスリリースです。

参考:街中クリーンアップや環境トークショー、楽しく学べる海洋展を実施 第71回湘南ひらつか七夕まつりを開催しました!

事例3.ペットボトルなどを資源化・製品化するブランドの採用が決定

ライフスタイルの提案商社として素材事業・製品事業・建設事業など幅広く手掛ける豊島株式会社は、海岸などで回収したペットボトルなどを資源化し、新しい製品として甦らせるプロジェクト「UpDRIFT(アップドリフト)」についてプレスリリースを配信。「emmi」とフォトグラファー後藤啓太氏がコラボレーションしたTシャツの素材に正式に採用されました。

プレスリリースでは、プロジェクトやブランドについて紹介したあと、企業での取り組みについて紹介しています。今回の配信をきっかけに、多くの人が企業やブランドについて認知し、販売促進効果にも貢献した有用な広報PR事例といえるでしょう。記念日に直接関連した事例ではないものの、環境問題を考えるきっかけになるビーチクリーン活動は、今後「国際ビーチクリーンアップデー」の広報PR活動を考える際の参考になりそうです。

参考:ビーチクリーン活動で回収した漂着ペットボトルが原料となった繊維『UpDRIFT®』 emmi×フォトグラファー後藤啓太のコラボレーションTシャツの素材として採用

「国際ビーチクリーンアップデー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「国際ビーチクリーンアップデー」は、海のごみ問題に注目が集まり、クリーンアップ活動を想起させるきっかけになる日です。環境問題やごみ問題に関わる事業を行っている方にとっては特に、「国際ビーチクリーンアップデー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

また、クリーンアップ活動に役立つ商品を、プレスリリースとして発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際ビーチクリーンアップデー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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