PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
国際生物多様性の日(5月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際生物多様性の日(5月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月22日は「国際生物多様性の日」。今回は「国際生物多様性の日」の意味や由来を解説します。

また、「国際生物多様性の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に環境に関する取り組みをしている企業や環境や生物多様性にこだわった商品やサービスを提供している企業、イベント関連の企業などはぜひ参考にしてみてください。

「国際生物多様性の日」の意味・由来とは?

5月22日は「国際生物多様性の日」です。1992年のこの日、生物多様性条約交渉会議において生物多様性条約の本文が採択されました。これに由来し、生物多様性問題に関する普及と啓発を目的として国際連合により国際デーとして制定されました。

毎年この日には、世界共通のテーマに沿い、生物多様性の保全や主流化に向けた普及啓発イベントが世界各国で開催されています。日本では、環境省が国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)や地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)などと共催したシンポジウムが開催されています。

「国際生物多様性の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際生物多様性の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際生物多様性の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際生物多様性の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際生物多様性の日」を元に発信をする流れ

「国際生物多様性の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際生物多様性の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際生物多様性の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際生物多様性の日」を広報PRに活かした事例

「国際生物多様性の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際生物多様性の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「国際生物多様性の日」にデジタル版野生生物目録を公開

東京都は、5月22日の「国際生物多様性の日」に合わせて、野生生物の情報がひと目でわかるデジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」の第1弾として、トンボ目の目録を公開。本取り組みは、東京全体で多様な生物が身近に見られるような環境を保全・回復し、自然と共生する豊かな社会の実現を目的とされています。

プレスリリースでは目録の公開に加え、都民参加型の生物調査「東京いきもの調査団2024」の開始日を「国際生物多様性の日」に設定して実施することもあわせて紹介。記念日と施策との関連性が丁寧に説明されています。「国際生物多様性の日」を効果的に活用した広報PR施策の好事例といえるでしょう。

参考:国際生物多様性の日にあわせデジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」初リリース

事例2.生物多様性保全への意思などを表明する環境アクションを実施

公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、世界最大級の環境アクション「EARTH HOUR  2025」の実施をプレスリリースで発表しました。世界中の人々が同じ日・同じ時刻に1時間明かりを消すことで、地球温暖化防止と生物多様性保全への意思を表明します。

プレスリリースでは、昨年度の様子がわかる動画や同団体の日本での活動内容、特設サイト、オフィシャルムービーへの導線も丁寧に構成されています。「国際生物多様性の日」に合わせた配信ではありませんが、生物多様性保全の重要性を広く伝える参考事例として有用です。

参考:明かりを消して地球温暖化防止と生物多様性保全への意思を示す世界最大級の環境アクション「EARTH HOUR(アースアワー)2025」を3月22日(土)実施!

事例3.生きものや自然環境の保全に取り組むプロジェクトを始動

社名・ロゴ・キャラクターに「生きもの」を掲げる企業や活動に賛同する企業16社が共同で組織する「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」事務局は、生物多様性および自然環境の保全に取り組むプロジェクトを始動。

記念日に合わせた配信ではありませんが、プロジェクト「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」の企画背景として調査結果を提示することで、生物多様性に関する社会課題に基づいた施策であることがよく伝わる事例です。プロジェクト概要をビジュアルでわかりやすく紹介している点もポイント。生物多様性関連の情報発信においては、「国際生物多様性の日」に合わせたプレスリリースとして活用することもおすすめです。

参考:ゼブラ、シャークら、社名やロゴなどに「生きもの」を掲げる16社が参加 生きものや自然環境の保全に取り組むプロジェクト「SOS(SAVE OUR SYMBOLS) チャレンジ」、5/1から開始

「国際生物多様性の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「国際生物多様性の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「国際生物多様性の日」にちなんだイベントやキャンペーンを実施したり、環境に関わるさまざまな物事の調査リリースを出したりするのも一案です。また、環境保全に関するサステナブルな取り組みを独自にしている場合は、そちらも発信するとよいでしょう。

今一度「国際生物多様性の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ