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奴隷制度廃止国際デー(12月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日奴隷制度廃止国際デー(12月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月2日は「奴隷制度廃止国際デー」。今回は「奴隷制度廃止国際デー」の意味や由来を解説します。

また、「奴隷制度廃止国際デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国際問題や国際デーに関する広報PRを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「奴隷制度廃止国際デー」の意味・由来とは?

12月2日は「奴隷制度廃止国際デー(International Day for the Abolition of Slavery)」です。1949年12月2日、国際連合で「人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約(人身売買禁止条約)」が採択された出来事にちなんで、記念日として制定されました。

「奴隷制度廃止国際デー」は国連が定める国際デーであり、国際問題に大きく関わる記念日。毎年12月2日には、国連の事務総長がメッセージを発信したり、世界各国で人身売買・奴隷制度に関する呼びかけを行ったりしています。

日本国内で「奴隷制度廃止国際デー」に特化したイベント・キャンペーンはあまり見られませんが、国際問題や奴隷問題といったテーマに着目すると、多様な視点から広報PR活動につなげられるでしょう。

「奴隷制度廃止国際デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「奴隷制度廃止国際デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「奴隷制度廃止国際デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「奴隷制度廃止国際デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「奴隷制度廃止国際デー」を元に発信をする流れ

「奴隷制度廃止国際デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「奴隷制度廃止国際デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「奴隷制度廃止国際デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「奴隷制度廃止国際デー」を広報PRに活かした事例

「奴隷制度廃止国際デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「奴隷制度廃止国際デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「奴隷制度廃止国際デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.現代奴隷や広範囲の人権をリスクマネジメントに役立つレポート

三菱UFJ信託銀行株式会社は、子会社であるFirst Sentier Investorsと共同運営するMUFG ファースト・センティア サステナブル投資研究所のレポートを発表しました。同社はこれを、現代奴隷をはじめとする人権のリスクマネジメントに活用できる情報源としています。

プレスリリースでは、レポートを発表する目的やその概要を詳しく紹介。「奴隷制度廃止国際デー」の事例ではありませんが、国内・現代奴隷といったテーマを扱う企業の広報PR施策として参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:MUFGファースト・センティア サステナブル投資研究所レポート「人権リスクの管理~現代奴隷の観点から~」発行

事例2.奴隷貿易の歴史を音楽で塗り替えていく日本・ゴレ島コンサート

一般社団法人・日本未来支援機構は、東京都渋谷区で開催する「世界の子ども達へ届け!平和への祈り音楽祭」のイベント情報を発表しました。アフリカ・セネガルのゴレ島で開催するコンサートに向けて、友好コンサートを展開するプロジェクトです。

奴隷貿易の中心地という歴史を持ち、負の世界遺産として登録されているゴレ島を、音楽を通じて幸せな場所に変えていくことが目的。開催の2週間前にプレスリリースを配信し、多くの注目を集めています。重要な情報をわかりやすくまとめた記事構成も参考になる広報PR事例です。

参考:「世界の子ども達へ届け!平和への祈り音楽祭」in東京23年5月16日 渋谷・白寿ホールにて開催/一社)日本未来支援機構

事例3.西アフリカの農村で取材・執筆するプログラムを展開

特定非営利活動法人・開発メディアは、非営利メディア「ganas」が開講するプログラム「Global Media Camp in ベナン」の募集情報をプレスリリースで発表しました。西アフリカの村に泊まり込み、編集長の指導を受けながらジャーナリストとして活動するプログラムです。

「奴隷制度廃止国際デー」に関する事例ではありませんが、プレスリリースで奴隷貿易・奴隷狩りといった村の歴史を詳しく紹介しています。「こんな人におすすめ」の見出しを設置し、参加を検討している人の意欲を刺激した構成もGOODです。

参考:アフリカの農村で泊まり込み取材!『Global Media Camp in ベナン』参加者募集

「奴隷制度廃止国際デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月2日の「奴隷制度廃止国際デー」は、奴隷・人身売買といった国際問題に注目が集まりやすい日です。国際デーのひとつとして、関連のテーマに紐づけた広報PR活動に活かせるでしょう。

また、自社が取り組んでいる企画や関連サービスについて、TwitterなどのSNSで発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「奴隷制度廃止国際デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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