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ケアとサポートの国際デー(10月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ケアとサポートの国際デー(10月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月29日は「ケアとサポートの国際デー(International Day of Care and Support)」。今回は「ケアとサポートの国際デー」の意味や由来を解説します。

また、「ケアとサポートの国際デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に福祉業界の方やヘルスケア、メンタルケア業界の方はぜひ参考にしてみてください。

「ケアとサポートの国際デー」の意味・由来とは?

10月29日は「ケアとサポートの国際デー」です。有給・無給を問わず家事、育児や介護といったケア労働が過小評価されたり、見過ごされたりすることがないよう、ケアとサポートの重要性の再確認などを目的として、2023年に国連総会によって宣言されました。

当日はもちろん、10月29日前後には、世界中で啓発活動やイベントが開催されています。2023年に制定された新しい国際デーのため、まだまだ国内では記念日にちなんだイベントやキャンペーンなどは少ないものの、さまざまな分野で広報PRに活用できそうな記念日です。

「ケアとサポートの国際デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「ケアとサポートの国際デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ケアとサポートの国際デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ケアとサポートの国際デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ケアとサポートの国際デー」を元に発信をする流れ

「ケアとサポートの国際デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ケアとサポートの国際デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ケアとサポートの国際デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ケアとサポートの国際デー」を広報PRに活かした事例

「ケアとサポートの国際デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ケアとサポートの国際デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「ケアとサポートの国際デー」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.カイテク株式会社が介護レクリエーションを展開するBCC株式会社と提携

介護・看護単発バイトアプリ「カイテク」を運営するカイテク株式会社は、介護レクリエーションなどのヘルスケアビジネス事業を展開するBCC株式会社との業務提携をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは今回の事業提携を丁寧に伝えるために、「提携の背景と目的」にはじり、「提携内容」や提携することによって「期待される効果」についての情報を整理して見出しごとに紹介しています。参考資料として、厚生労働省などが出しているデータを元にしたグラフを掲載しているのもGOOD。

記念日を絡めた事例ではありませんが、介護人材不足解消とレクリエーション普及を目指すための事業提携であることがわかりやすくまとめられた構成が参考になるプレスリリースです。

参考:介護・看護単発バイトアプリ「カイテク」、介護レクリエーション事業を手掛けるBCC株式会社と業務提携を発表

事例2.在宅医療・介護の空き枠を管理する新機能をリリース

在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を運営する株式会社ゼストは、ステーションの稼働率向上に貢献する新機能「空き枠管理」の提供開始をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、「空き枠管理」機能について解説。どのようなことが実現可能なのかを具体的に項目を分けて紹介しているのがGOODです。次いで、同社が考える訪問医療・介護業界の課題にも言及したうえで、サービスの詳細を展開。さらに「業界内からのお声」を掲載することで、今回の機能追加への期待感をより高める内容となっています。

「ケアとサポートの国際デー」を絡めたプレスリリースではありませんが、介護業界におけるDXサポートサービスの新機能を広報PRした好事例です。

参考:在宅医療・介護業界のDXを推進する株式会社ゼストが、稼働率向上に貢献する「空き枠管理」機能をリリース

事例3.夫婦で納得できる家事分担を実現する家事シェアシートを制作

子育て支援アプリ「ママリ」を開発・運営するコネヒト株式会社は、岡山県矢掛町から令和6年度「少子化対策事業」の受託をプレスリリースで発表。その事業の一環として家事シェアシートを制作しました。

プレスリリースのメイン画像に、内容がひと目でわかるバナーをメイン画像に設定しているのがGOODです。制作の背景として、岡山県矢掛町で女性に家事・育児分担の比重が偏っていることを載せ、実際のデータとともに読み手の興味・関心を高めています。

記念日を絡めた事例ではありませんが、家事に関する発信の際は「ケアとサポートの国際デー」をフックにプレスリリースを配信するのも一案です。

参考:【岡山県矢掛町】夫婦双方が納得できる家事分担を実現する家事シェアシートを制作

「ケアとサポートの国際デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月29日の「ケアとサポートの国際デー」は、ケア労働の重要性や関連する問題を想起させるきっかけになる日です。

福祉業界の方やヘルスケア、メンタルケア業界の方にとっては特に、「ケアとサポートの国際デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力や取り組みを伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ケアとサポートの国際デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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