
謎解きの日
1月24日は「教育の国際デー」。今回は「教育の国際デー」の意味や由来を解説します。
また、「教育の国際デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や、国際問題に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月24日は「教育の国際デー(International Day of Education)」です。2018(平成30)年12月3日に開催された国際連合総会にて制定されました。なお、日本語では「国際教育デー」と表記する場合もあります。
「教育の国際デー」は、質の高い教育を確保し、全世界・全年齢の人々の学習機会を促進することが目的。2015年に採択されたSDGs(持続可能な開発目標)のひとつとして定められた国際デーです。
毎年「教育の国際デー」には、国連を中心に、世界各国でさまざまなイベント・キャンペーンが行われています。国際的な企業でなくとも、教育関連の商材を取り扱っている方であれば、多様な広報PR活動に活かせるでしょう。
「教育の国際デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「教育の国際デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「教育の国際デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「教育の国際デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「教育の国際デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「教育の国際デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「教育の国際デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「教育の国際デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「教育の国際デー」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
特定非営利活動法人・シェア=国際保健協力市民の会は、2025月24日の「教育の国際デー」に先駆けてプレスリリースを配信しました。「東ティモールの教育と性教育実践を知る」と題した特別オンラインイベントの開催情報を紹介しています。
「1月30日開催決定」と日付の決定事項をタイトルに明記し、テーマがわかる議題を記載したのがGOODポイント。プレスリリース配信によって、メディア関係者はもちろん関連テーマや記念日に関心がある一般生活者にもアプローチした好事例です。
参考:1月30日(木)開催決定!教育の国際デー記念の特別イベント「東ティモールの教育と性教育実践を知る」
ブックオフグループホールディングス株式会社は、小学生向けの教育プロジェクト「学校ブックオフ」の受講者数が1万人を突破したことを発表しました。リユースを通じて循環型社会を体験する自社プログラムを、2025年1月24日の「教育の国際デー」に絡めながら配信したプレスリリースです。
2024年に1万人を突破した実績だけでなく、親和性の高い記念日も併せてまとめたプレスリリース内容が特徴。実際にプログラムを受講する小学生たちの様子を写真で紹介し、メディア関係者をはじめとする読み手の興味関心を高めています。
参考:1万人の小学生がリユースで循環型社会を学ぶ 1月24日は「教育の国際デー」
西アフリカのガーナ共和国を活動拠点とする特定非営利活動法人・CLOUDYは、クラウドファンディングについてプレスリリースを配信しました。ガーナのアグボグブロシー地区に、はじめての学校を建設することを目的とした支援プロジェクトです。
「教育の国際デー」に関する事例ではありませんが、プロジェクトの背景や「最後に」といった見出しに団体としての意思を明記し、ストーリー性を持たせているのが特徴。国際記念日とも親和性が高いため、「教育の国際デー」のようなキーワードがあるとさらに効果的な認知拡大を期待できます。
参考:10万人を超える人々が生きる西アフリカ最大のゴミ山に、初めての学校を建設するためのクラウドファンディングを開始!
1月24日の「教育の国際デー」は、国際問題に注目が集まり、教育の啓発やボランティアを想起させるきっかけになる日です。ボランティア活動を行う企業の方や、教育関連の製品を販売する企業の方にとっては特に、「教育の国際デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「教育の国際デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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