
国際幸福デー
3月20日は「国際幸福デー」。今回は「国際幸福デー」の意味や由来を解説します。
また、「国際幸福デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に人々の幸福や健康をテーマにした商品開発や、ウェディング事業などを手がける企業の方はぜひ参考にしてみてください。
3月20日は「国際幸福デー」です。国民の幸福を価値あるものとして認め、公共政策に反映すべきであるとした日で、国連でブータンによって提唱され、2012年7月に決議されました。
国連総会は「すべての人々の幸福と福利を促進する、より包括的で公平かつバランスの取れた経済成長のアプローチ」を求め、年齢を問わず、あらゆる教室、企業、政府に対し、「国際幸福デー」への参加を呼びかけています。
「国際幸福デー」には毎年、世界中でイベントやキャンペーンが実施されています。幸福に関する商品のプレスリリースはもちろん、ウェルビーイングに関する情報を発信するなど、さまざまな広報PR活動に活かしやすい記念日です。
「国際幸福デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際幸福デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際幸福デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「国際幸福デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「国際幸福デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際幸福デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「国際幸福デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「国際幸福デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「国際幸福デー」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社Hakuhodo DY Matrixのシンクタンク「100年生活者研究所」は、3月20日の「国際幸福デー」に合わせて意識調査を実施したとプレスリリースで発表しました。社内のシンクタンクで「100歳まで生きたい日本人の割合」を海外と比較して調査したとのことです。
プレスリリースでは、アンケート結果を文章で紹介するだけではなく、結果が一目でわかるようにイラストを含めた画像を掲載し、アイキャッチにしている点がGOODです。また、調査を踏まえた研究員の分析も独自性があり、読み応えのあるプレスリリースになっています。「国際幸福デー」にちなんだ広報PRとして参考になる事例です。
参考:国際幸福デーを前に、【100年生活者調査~2024年国際比較編~】を実施 幸福度も「100歳まで生きたい」気持ちも、6カ国で日本が最下位 人生100年時代、生き方のポジティブな側面への注目が向上の鍵
スイスのジュエリーブランドであるショパール ジャパン 株式会社は、「国際幸福デー」を祝して店舗をバラで飾るキャンペーンを実施すると発表しました。また、キャンペーンの一環として、期間限定でジュエリーの売り上げの一部を児童保護に取り組む団体に寄付することもプレスリリースに記載しています。
プレスリリースにはバラの花で装飾された店舗の写真を大きく掲載し、強いインパクトを与えることに成功しています。また、ブランドストーリーを伝える過去のエピソードを語り、ジュエリーが幸福と結びつくようにイメージさせている点もGOOD。「国際幸福デー」にちなんだ、ラグジュアリーブランドにふさわしい広報PR施策です。
参考:【Chopard】ショパール、3月20日の国際幸福デーをセレブレート
菓子メーカーの森永乳業株式会社は、「国際幸福デー」に向けて、コーポレートミッションの実現にむけたウェルビーイングステートメントを策定したとプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、なぜウェルビーイングステートメントを策定したのか、その背景を丁寧に説明し、自社が大切にしている思いをしっかり伝えている点がGOODです。さらに策定に至るまでの流れも掲載しており、いかに社を挙げて取り組んできたかが伝わってくるプレスリリースになっています。「国際幸福デー」に関連して自社の思いをアピールする際に、参考となる好事例です。
参考:“私たち”と“人びと”のウェルビーイングの好循環を目指して「ウェルビーイングステートメント」策定
3月20日の「国際幸福デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
特に人々の幸福や健康をテーマにした商品開発や、ウェディング事業などを手がける企業の方にとっては、「国際幸福デー」を切り口として、自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際幸福デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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