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国際高齢者デー(10月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際高齢者デー(10月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月1日は「国際高齢者デー(International Day of Older Persons)」。今回は「国際高齢者デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際高齢者デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に介護業界の方やシニア向け商品・サービスを扱う企業の方はぜひ参考にしてみてください。

「国際高齢者デー」の意味・由来とは?

10月1日は「国際高齢者デー」です。1990年12月14日に国連総会で制定されました。21世紀の人口高齢化の機会と課題に対応し、あらゆる年齢層に配慮した社会の発展を促進することを目的としてます。

「国際高齢者デー」には各国で高齢者に関する研修発表やシンポジウムが開かれ、これからの社会のあり方についてディスカッションされています。国内では記念日に合わせた催しは多くはありませんが、シニアに関係のある商品やサービスを扱う業界にとっては親和性の高い記念日といえます。

「国際高齢者デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「国際高齢者デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際高齢者デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際高齢者デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際高齢者デー」を元に発信をする流れ

「国際高齢者デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際高齢者デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際高齢者デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際高齢者デー」を広報PRに活かした事例

「国際高齢者デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際高齢者デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「国際高齢者デー」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「アジア健康長寿イノベーション賞2024」への参加募集

民間レベルでの政策対話と国際協力を推進する公益法人 日本国際交流センターは、「アジア健康長寿イノベーション賞2024」の公募についてプレスリリースを配信。高齢化が進むアジアの課題解決につながる好事例を募集しています。

プレスリリースでは賞の概要やコンセプトを丁寧に紹介し、広く応募を呼び掛ける工夫がされています。配布や掲示ができるよう、本文の内容をPDF化してダウンロードできるようにしているのもGOODです。

記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、高齢化や長寿をテーマとしたイベント開催の広報PRとして参考になります。

参考:「アジア健康長寿イノベーション賞2024」公募のお知らせ

事例2.高槻市で認知症サポーター養成講座への参加者募集

大阪府高槻市は、認知症サポーター養成講座の受講者募集についてのプレスリリースを配信しました。高槻市では認知症の人への理解を進めるため、公共施設や地域のさまざまな機関、施設の従事者への認知症サポーター養成講座などを行っています。

「2025年問題へ向け」という社会性の高いワードを盛り込み、どういった情報が得られるプレスリリースなのかがひと目でわかるタイトルがGOOD。応募要件やその内容などもわかりやすくまとめられている点も参考になります。

記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、高齢化問題への自治体の取り組みとしてヒントになる広報PRです。

参考:2025年問題に向け認知症サポーター養成講座の受講者募集に注力

事例3.書店でシニア向けの「脳活サロン」を開催

教育事業を展開する株式会社学研ホールディングスは、グループ会社の株式会社 Gakkenと株式会社文教堂とが共同で、シニア向け脳活ブックプログラム教室「脳活サロン」の無料体験会を開催。詳細をプレスリリースで配信しました。

「シニアのための脳活」「無料体験」といった目に留まるキーワードをプレスリリースのタイトルに入れているのがGOOD。本文では監修者の詳細やプログラムでテキストとして使用する書籍なども紹介し、情報に厚みを持たせています。

記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、シニア向けの商品サービスの広報PRとして参考になる事例です。

参考:書店でシニアのための脳活ブックプログラム教室! Gakken×文教堂が独自にプログラムを共同開発し無料体験会「脳活サロン」を開始

「国際高齢者デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月1日の「国際高齢者デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

「国際高齢化デー」は高齢化社会の現状について取り上げられやすい日です。シニア向け商品サービスを扱う企業の方は、記念日に絡めて広報PR施策を行ってみてはいかがでしょうか。社会性の高いテーマなので、メディアからも注目されやすいでしょう。

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