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国際識字デー(9月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際識字デー(9月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月8日は「国際識字デー」。今回は「国際識字デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際識字デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育機関の方や塾などの学習関連のサービスを提供している企業、識字率や教育に関する取り組みをしている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「国際識字デー」の意味・由来とは?

9月8日は「国際識字デー」です。「国際識字デー」は、国連教育科学文化機関(UNESCO)が1965年に制定した国際デーのひとつです。

1965年9月8日から「世界教育相会議(テヘラン会議)」がイランで開催され、当時のイラン国王が各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案。それをきっかけにアメリカのジョンソン大統領が9月8日を「国際識字デー」に制定するように呼びかけました。

個人や社会にとっての識字の重要性を強調することが目的とされており、世界各地でイベントなどが行われています。

「国際識字デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際識字デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際識字デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際識字デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際識字デー」を元に発信をする流れ

「国際識字デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際識字デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際識字デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際識字デー」を広報PRに活かした事例

「国際識字デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際識字デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。識字率だけでなく世界の教育に関連する事例もGOODポイントとともに紹介します。

事例1.「国際識字デー」に先駆けて啓発活動をスタート

途上国の自立支援活動を行う公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、2023年9月8日の「国際識字デー」に関するプレスリリースを配信しました。東ティモールの現地語書かれた学習雑誌『ラファエック』への支援を呼びかける啓発活動をスタート。

プレスリリースでは東ティモールの識字率や就学・退学率などに触れながら、活動の目的や目標を紹介しています。支援活動について訴求した紹介文はもちろん、動画を掲載して視覚的に理解度を高めたプレスリリース内容がGOODな広報PR事例です。

参考:9月8日の「国際識字デー」にむけて、途上国の貧困削減に取り組む国際NGOが東ティモールの子どもたちに学習雑誌を届けるための寄付をよびかけ

事例2.識字教育と女子教育プログラムの提供を目指すチャリティマラソン

特定非営利活動法人ルーム・トゥ・リード・ジャパンは、2024年に開催される東京マラソンの寄付先団体として、チャリティランナーの募集を開始しました。140人のチャリティランナーを募集し、5,000人の子どもたちに識字教育と女子教育プログラムを提供するプロジェクトです。

「国際識字デー」に特化したプレスリリースではありませんが、応募開始直後に発信することで、申込数の増加が期待できます。また、プロジェクトをビジュアルで紹介する画像や、団体について紹介する記事の構成も参考になるでしょう。

参考:【7/13(木)まで】東京マラソン2024”チャリティランナー”募集開始!5,000名の子ども達への教育支援を目指し

事例3.絵日記と識字教育を結び付けるアートプロジェクト

三菱グループの関連企業36社で構成される三菱広報委員会は、「アジア子どもたちの絵日記展 in 札幌」のプレスリリースを配信しました。「伝えたいな、私の生活」をテーマに、アジア22ヵ国の6〜12歳の子どもたちが描いた絵日記を募集し、選考通過作品を展示するプロジェクトです。

「国際識字年」が制定された1990年にスタートした取り組みで、絵日記が識字教育に結び付くことを目的としています。比較的シンプルなプレスリリースですが、企業としての取り組みに訴求したうえで展示作品を紹介し、読者の目を引いているのがGOODな広報PR事例です。

参考:【三菱広報委員会】「アジア子どもたちの絵日記展 in 札幌」開催

「国際識字デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「国際識字デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「国際識字デー」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、識字率や現在の教育に関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社で独自の取り組みをしている場合は積極的に発信するとよいでしょう。

今一度「国際識字デー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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