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国際非暴力デー(10月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際非暴力デー(10月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月2日は「国際非暴力デー」。今回は「国際非暴力デー」の意味や、日付の由来を解説します。

また、「国際非暴力デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連する広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国際的な取り組みに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際非暴力デー」の意味・由来とは?

10月2日は「国際非暴力デー(International Day of Non-Violence)」です。2007(平成19)年に開催された国際連合総会にて制定されました。

日付は、インド独立運動の指導者であり、非暴力の哲学を説いて実践したマハトマ・ガンディーの誕生日が由来。インドでは、国民の祝日として「ガンディー記念日」に制定されています。

非暴力のメッセージを世界各国へ広めて、非暴力の理解・文化を実現することがおもな目的です。「国際非暴力デー」には、記念活動の一環として、国際連合の事務総長が声明を発表します。

日本国内で「国際非暴力デー」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、国際デーのひとつとして、非暴力や国際問題といった観点から広報PR活動に活かせるでしょう。

「国際非暴力デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際非暴力デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際非暴力デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際非暴力デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際非暴力デー」を元に発信をする流れ

「国際非暴力デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際非暴力デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際非暴力デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際非暴力デー」を広報PRに活かした事例

「国際非暴力デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際非暴力デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際非暴力デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.鉄道係員への暴力防止を呼びかけるポスター掲示を発表

東日本旅客鉄道株式会社は、全国各地の93社局の鉄道事業者と共同で、ポスター「暴力行為防止ポスター『その拳、一発でもダメ!』」の掲示を決定。鉄道係員への暴力防止を呼び掛けるための広報PR活動です。

プレスリリースでは、実際に駅構内と列車内に掲示するポスターのイメージ画像を掲載し、イラストで訴求しているポイントやテーマについて紹介しています。「国際非暴力デー」の事例ではありませんが、プレスリリースの配信によって、メディア関係者を中心に多くの人の興味・関心を高めた有用な広報PR施策といえるでしょう。

参考:鉄道事業者共同でPR「暴力行為防止ポスター『その拳、一発でもダメ!』」を7月12日(金)から各事業者の駅構内、列車内に掲出します!

事例2.性暴力を防ぐパネルディスカッションに登壇

予期せぬ妊娠や性暴力など性にまつわる課題解決に取り組む一般社団法人ソウレッジは、オランダ王国大使館主催のパネルディスカッション「教育を通して性暴力を防ぐ」についてプレスリリースを配信しました。

「国際非暴力デー」の広報PR施策ではありませんが、イベント開催日時やテーマ、団体としての取り組みをひと目で理解しやすいプレスリリースのタイトルが特に参考になります。イベント概要はもちろん、参加方法やスピーカーなども項目に分けてまとめたのがGOODな事例です。

参考:【イベント登壇|7月16日 18:30 – 20:30】オランダ王国大使館主催「教育を通して性暴力を防ぐ」パネルディスカッションにソウレッジが登壇

事例3.暴力性のある表現について自社調査を実施、レポートを配信

社会デザインプラットフォームを運営・提供するスタートアップ企業のPolimill株式会社は、「暴力性の強い表現は未成年の悪影響になるか?」についてアンケート調査を実施しました。2024年2月9日から3月31日にかけて、同社サービス「Surfvote」のユーザーを対象に行った自社調査です。

プレスリリースではアンケート結果を紹介するだけでなく、回答の割合をグラフで可視化したのがGOODポイント。「国際非暴力デー」の事例ではありませんが、政策や課題などを積極的に取り扱うプラットフォームならではの広報PR施策といえます。

参考:暴力表現が含まれる創作は未成年に悪影響なのか?Surfvoteの意見投票で44.9%が「表現を尊重し規制すべきではない」と回答。表現を尊重しつつ未成年の目に触れない工夫が必要という声も。

「国際非暴力デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月2日の「国際非暴力デー」は、肉体的・性的暴力や国際問題について注目が集まりやすい日です。特定の商品を紹介するだけでなく、自社の取り組みを発信したり、世界的なプロジェクトに絡めて発表したりといった機会に活かせるでしょう。

また、「国際非暴力デー」にまつわるアンケートを実施し、調査リリースとして公開するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際非暴力デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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