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国際ボランティア・デー(12月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際ボランティア・デー(12月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月5日は「国際ボランティア・デー」。今回は「国際ボランティア・デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際ボランティア・デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にボランティア関連の事業を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際ボランティア・デー」の意味・由来とは?

12月5日は「国際ボランティア・デー(International Volunteer Day)」です。1985(昭和60)年、12月に開催された国際連合総会において、ボランティア活動の啓発を目指して制定されました。

ボランティアの重要性を認識してもらい、世界中でボランティア活動を促すのがおもな目的。毎年「国際ボランティア・デー」には、国連機関やNGO、民間企業など各国の組織がさまざまなイベント・キャンペーンを実施しています。

たとえば、ベトナムのホーチミンでは、2014年に青年連合会が主催で献血などの支援を行いました。日本国内でも多数の企業がボランティア活動を実施し、経済と社会の開発に貢献しています。

「国際ボランティア・デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際ボランティア・デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際ボランティア・デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際ボランティア・デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際ボランティア・デー」を元に発信をする流れ

「国際ボランティア・デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際ボランティア・デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際ボランティア・デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際ボランティア・デー」を広報PRに活かした事例

「国際ボランティア・デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際ボランティア・デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際ボランティア・デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.海外ボランティアプログラムの募集情報をプレスリリースで発表

公益財団法人・日本財団ボランティアセンターは、2025年2~3月に派遣される海外ボランティアプログラムの参加者募集情報をプレスリリースで発表しました。12日間にわたり、植林活動やオランウータンのリハビリセンター見学などを実施するプログラムです。

こちらも「国際ボランティア・デー」の広報PR活動ではありませんが、募集情報をプレスリリースを配信することで、対象者である学生への認知を広めているのが特徴。過去のボランティアプログラムの様子を写真で紹介し、団体としての取り組みを年齢問わず積極的にアプローチしたのもGOODです。

参考:参加者募集 【マレーシア・インドネシア】海外ボランティアプログラム 2025年2~3月派遣

事例2.秩父地域の自然や食事を楽しむボランティアの参加を募集

埼玉県は、秩父地域のボランティアツーリズムが推進する「観光×ボランティア!ボラっとちちぶ」のプレスリリースを配信しました。地域の住民とともにボランティアを行い、自然と景色に触れながら秩父ならではの食事などを楽しむプログラムです。

観光とボランティアを掛け合わせたコンテンツに加え、地域住民とのコミュニケーションを図れる点も特徴。記念日にちなんだ広報PRではありませんが、申し込み期間中にプレスリリースを配信し、多くの人に周知することで、地域の取り組みを知ってもらうきっかけにもなった参考事例です。

参考:【埼玉県】秩父地域のボランティアツーリズム「観光×ボランティア!ボラっとちちぶ」

事例3.花火大会の観覧チケットがもらえる清掃ボランティア活動

花火イベントの企画運営やLIVE配信などを手掛けるFIREWORKS株式会社は、「三陸花火競技大会 2023 – SANRIKU FIREWORKS COMPETITION 2023」に関するプレスリリースを配信。10月8日に岩手県陸前高田市で開催の花火大会終了後、清掃を行うボランティアを募集します。

プレスリリースでは、「花火大会開催前以上に周辺を綺麗にしたい」という想いから誕生したボランティア活動であることを記載。打ち上げ花火の欠片を持ち帰れるだけでなく、先着順で観覧チケットをもらえるのも強みとした広報PR活動です。

「国際ボランティア・デー」のプレスリリースではありませんが、ボランティア活動をきっかけに、地域や花火大会の認知を広めた広報PR事例といえるでしょう。

参考:【ボランティア募集】三陸花火競技大会終了後の高田松原復興記念公園の清掃ボランティアを募集開始

「国際ボランティア・デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月5日の「国際ボランティア・デー」は、国際デーやボランティア活動に注目が集まりやすい日です。大規模な社会貢献活動に限らず、地域のごみ拾いや献血活動など、小規模なボランティア活動を啓発する良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際ボランティア・デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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