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国際女性デー(ミモザの日)(3月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日国際女性デー(ミモザの日)(3月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

3月8日は「国際女性デー(ミモザの日)」。今回は「国際女性デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際女性デー」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に女性に向けた商品・サービスを展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際女性デー」の意味・由来とは?

3月8日は「国際女性デー」です。1977年の国連総会によって議決されました。日付は、「国際女性デー」が国連総会で提唱された1975年3月8日にちなんでいます。

1904年にニューヨークで起こった婦人参政権を求めたデモを受け、ドイツの社会主義者が「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念日を提唱したことが起源とされています。

現在では、「国際女性デー」は女性の勇気と決断を称える記念日とされ、「国際女性デー」に関連したさまざまなイベントや取り組み、キャンペーンが開催されています。

また、イタリアでは「ミモザの日」として知られ、母親や妻、友人、会社の同僚など近しい女性に愛や幸福の象徴でもあるミモザを贈る日とされています。

「国際女性デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際女性デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際女性デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際女性デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際女性デー」を元に発信をする流れ

「国際女性デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際女性デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際女性デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際女性デー」を広報PRに活かした事例

「国際女性デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際女性デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.女性監督が手掛けた映画を「国際女性デー」に放送

洋画専門チャンネルザ・シネマを運営するAXN株式会社は、放送内容に関するプレスリリースを配信。2025年3月8日の「国際女性デー」に合わせて、女性監督が手掛けた映画4作品を放送することを発表しました。

プレスリリースでは「国際女性デー」について簡単に説明したのち、各作品の放送日時や画像を紹介しています。放送日となる記念日の3日前にプレスリリースを配信することで、サービス利用者へのリマインド効果が期待できるのもGOODです。国際デーと掛け合わせた広報PRにはもちろん、期間限定企画やサービス紹介のプレスリリースとしても参考になるのではないでしょうか。

参考:3月8日は女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指す“国際女性デー”【国際女性デー企画】女性映画作家たちの系譜

事例2.「国際女性デー」にミモザを無料配布するイベントを開催

TCB東京中央美容外科は、2025年3月8日の「国際女性デー」に合わせて、ミモザの花を無料配布することをプレスリリースで発表しました。福岡県の福岡天神にて、約1時間限定で展開するキャンペーン企画です。

花束無料配布に先立って、セレモニーの開催も決定しています。「国際女性デー」ならではの限定企画として、実際に配布するミモザの花束や、花束に沿えるメッセージカードも写真で紹介。地域周辺の生活者にアプローチした文言だけでなく、メディア関係者への案内を呼びかけるプレスリリース内容がGOODな好事例です。

参考:【3/8(土)国際女性デー】TCB東京中央美容外科がミモザの花を福岡天神で無料配布。福岡で活躍する女優の松山愛里さんへのプレゼントセレモニー開催。

事例3.音楽業界で活躍する女性を紹介する「国際女性デー」企画

ヤマハ株式会社は、2025年3月8日の「国際女性デー」にちなんでプレスリリースを配信しました。2025年の「国際女性デー」のテーマである「すべての女性と少女のために:権利、平等、エンパワーメントを」に沿って、音楽業界で活躍する女性たちにフォーカスしたインタビュー企画を始動。

自社Webサイトで公開した「Women Who Make Waves 2025」のコンテンツ内容を、プレスリリースでも画像を交えながら紹介しています。さらに、キャンペーン動画も掲載し、文面だけでなくビジュアル面からプロジェクトの魅力や独自性を伝えたのがGOODです。

参考:国際女性デーを記念し、特設サイトを開設 – 音楽業界の女性たちの声やヤマハの活動を紹介

事例4.「国際女性デー」に合わせて4日間のキャンペーンを展開

Uber Eats Japan 合同会社は、「女性の活躍を応援!キャンペーン」と題した企画についてプレスリリースを配信しました。2025年3月8日の「国際女性デー」にちなんで、4日間にわたって展開するプレゼントキャンペーンです。

国際デーと掛け合わせた企画を展開する旨だけでなく、「昨年に引き続き」とキャンペーンの実績を明記したプレスリリースが特徴。企業としての取り組みを、開始日の直前に発信することでメディア関係者・生活者双方へアプローチできています。

参考:Uber Eats Japan、今年も国際女性デーに合わせ「女性の活躍を応援!キャンペーン」を開催

事例5.アンケート調査・分析結果を「国際女性デー」にちなんで発表

情報流通や経営などのコンサルティング事業を手掛ける株式会社フォーバルは、2025年3月8日の「国際女性デー」にちなんで「中小企業の次世代戦略への対応調査」を実施し、結果をプレスリリースで発表しました。2024年11月11日から12月13日にかけて、全国の中小企業経営者934人を対象に行ったWebアンケートの調査レポートです。

プレスリリースでは「国際女性デー」と調査内容の関連性を示したうえで、サマリーを踏まえて詳細を展開した構成がGOOD。企業の業態や事業内容と記念日をうまく掛け合わせた広報PR施策として参考になる好事例です。

参考:〈中小企業の次世代戦略への対応調査 第4弾〉3月8日は「国際女性デー」 中小企業の半数弱が女性活躍推進に取り組めていないと回答 進める上での課題1位は「社内に女性のロールモデルがいない・少ない」

「国際女性デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月8日の「国際女性デー」は、女性に注目が集まり、女性の活躍やジェンダーに関する問題を想起させるきっかけになる日です。

女性に向けた商品・サービスを手がける企業の方や、ジェンダー問題に取り組む企業・団体の方にとっては特に、「国際女性デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力や取り組みを伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際女性デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

【関連記事】

1904(明治37)年3月8日にニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求してデモ集会を開催したことに由来して、この日とされました。1910(明治43)年の第2インターナショナルのコペンハーゲン第7回大会で正式に記念日として制定されました。国際的な婦人開放の記念日とされ、国際デーの一つとなっています。

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