
心の介護に向き合う日
1月25日は「日本最低気温の日」。今回は「日本最低気温の日」の意味や由来を解説します。
また、「日本最低気温の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に冬季ならではの商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月25日は「日本最低気温の日」です。1902(明治35年)年1月25日、北海道の旭川市で、日本の過去最低気温となるマイナス41.0℃を記録しました。
1978年2月17日には、幌加内町母子里(ほろかないちょうもしり)でマイナス41.2℃を記録。しかし気象庁の公式記録ではなかったため、現在でも旭川市の40.0℃が過去最低気温として記録に残っています。
「日本最低気温の日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないですが、冬季の寒いシーズンに限定した企画であれば、多様な商材カテゴリで広報PR活動に活かせるでしょう。
「日本最低気温の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本最低気温の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本最低気温の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「日本最低気温の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「日本最低気温の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本最低気温の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「日本最低気温の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「日本最低気温の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「日本最低気温の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社大丸松坂屋百貨店は、「食品大特価市&食品ギフトセット解体セール」の開催情報をプレスリリースで公開しました。2025年1月8日から20日にかけて、お歳暮ギフトセットや、理由あり品などを展開する取り組みです。
「日本最低気温」の事例ではありませんが、予想最低気温に合わせて対象商品を割引提供する「寒い日気温連動セール」も紹介したのが特徴。年始ならではの企画内容はもちろん、「予想最低気温」というユニークなコンセプトを掛け合わせたプレスリリースが参考になる好事例です。
参考:初売り後もまだまだお得!約15万点のお買い得食品が大集結!食品大特価市&食品ギフトセット解体セール
株式会社ACROVEは、プライベートブランド「SunRuck(サンルック)」のプレスリリースを配信。「だんぼくん」と名付けた寒さ対策シリーズから、セラミックヒーター「2秒で速暖 超スリムヒーター」の販売を発表しました。
平均最低気温約1.3度を記録する地域で開発された点と、エアコンの届かない場所でも置きやすいサイズ感を強みとしています。「日本最低気温の日」とは異なる事例ですが、企業やブランドの所在地と商品の強みをリンクさせ、自社ならではの独自性を多くの人に伝えたのがGOODです。
株式会社星野リゾートは、2025年1月20日~2月28日の期間限定で提供するホテルプラン情報を公開しました。客室やテラス、露天風呂などすべての空間を氷で作った「氷のホテル」のプレスリリースです。
こちらも「日本最低気温の日」の事例ではありませんが、最低気温がマイナス30度を記録する北海道・占冠村ならではの景観と体験であることを訴求。予約受付開始から間もないタイミングでプレスリリースを配信し、メディア関係者や旅行客を中心に独自性・希少性を伝えています。
参考:【星野リゾート トマム】客室からテラス、露天風呂まで全てが氷でできた幻想的な「氷のホテル」オープン|期間:2025年1月20日~2月28日(予定)
1月25日の「日本最低気温の日」は、冬の気候や寒さ対策を想起させるきっかけになる日です。冬服を取り扱う企業の方や、冬季にまつわる製品を販売する企業の方にとっては特に、「日本最低気温の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
また、「日本最低気温の日」にちなんだアンケート調査を実施し、調査リリースとして発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「日本最低気温の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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