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日本手ぬぐいの日(3月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日日本手ぬぐいの日(3月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月21日は「日本手ぬぐいの日」。今回は「日本手ぬぐいの日」の意味や由来を解説します。

また、「日本手ぬぐいの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に生活用品を取り扱っている方や、手ぬぐいの販売に携わっている方はぜひ参考にしてみてください。

「日本手ぬぐいの日」の意味・由来とは?

3月21日は「日本手ぬぐいの日」です。大阪府堺市を拠点に、注染手ぬぐいなどを製造・販売する株式会社ナカニによって制定されました。

日付は、春を迎える時期に手ぬぐいの需要が高まることから、「春分の日」にあたる年が多い3月21日としたのが由来。日本文化のひとつである手ぬぐいを発展させ、後世に継承させることが、記念日制定の目的です。

「日本手ぬぐいの日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、商品として扱いやすいアイテムでもあるため、複数の企業が自社商品として展開させています。

キャラクターをデザインした手ぬぐいを販売したり、期間限定のプレゼントキャンペーンに関連づけたり、多様な広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「日本手ぬぐいの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「日本手ぬぐいの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本手ぬぐいの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本手ぬぐいの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「日本手ぬぐいの日」を元に発信をする流れ

「日本手ぬぐいの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「日本手ぬぐいの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本手ぬぐいの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「日本手ぬぐいの日」を広報PRに活かした事例

「日本手ぬぐいの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「日本手ぬぐいの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「日本手ぬぐいの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.オリジナル手ぬぐいを作るオープン記念企画を展開

温浴施設「ふきさらし湯」を運営する株式会社創造舎は、施設のオープンを記念しコラボレーション企画の実施を決定。イラストレーター、工房と自社によるトリプルコラボイベントで、オリジナル手ぬぐいの制作体験プログラムの提供をプレスリリースで発表しました。

「日本手ぬぐいの日」に関する事例ではありませんが、オープン記念ならではの新規性・希少性をふまえたうえで、お茶染めの手ぬぐい制作体験の魅力を訴求したのがGOOD。お茶染めを知らない人にも技法の特徴が伝わるよう、複数の写真とともに丁寧に紹介したプレスリリース内容が参考になります。

参考:【ふきさらし湯開湯記念】描き下ろし図案で染める、島田つか沙コラボお茶染め手ぬぐい体験【静岡市駿河区丸子】

事例2.メディアアーティストとコラボし、数量限定の手ぬぐいを発売

染織商品の製造・販売を手掛ける株式会社永楽屋は、メディアアーティスト落合陽一氏とのコラボレーション商品の販売をプレスリリースで発表しました。「手・ヌル・GUI」と題し、200枚の数量限定で提供する手ぬぐいです。

プレスリリースでは作品タイトルや価格とともに、手ぬぐいのデザインがわかる写真を掲載。記念日に関する事例ではありませんが、発売の前日にプレスリリースを配信し、メディア関係者・生活者双方への認知拡大と販売促進効果に寄与したのもGOODです。

参考:日本最古の綿布商「永楽屋」がメディアアーティスト落合陽一氏との限定コラボレーション手ぬぐいを発表

事例3.福島県新地町の海ノ民話「鹿狼山の手長明神」の特別デザインの手ぬぐいを1000人に配布

全国各地で海に関するさまざまなイベントを行う海と日本プロジェクト広報事務局は、一般社団法人日本昔ばなし協会が福島県新地町の海ノ民話アニメーション「鹿狼山の手長明神」のPRイベントを開催したことを発表。2024年1月1日に福島県新地町で毎年行われている元旦登山イベントに合わせ、1000人に限定グッズを配布しました。

プレスリリースでは当日の様子や流れをレポート形式で掲載。イベントのイメージや雰囲気が伝わりやすいように多くの写真を使って紹介しているのがGOODです。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、地域性をフックにアニメの認知拡大にも貢献した広報PR事例といえるでしょう。

参考:福島県新地町の海ノ民話「鹿狼山の手長明神」特別デザイン手ぬぐいを 鹿狼山元旦登山会場にて1000名に限定配布しました!

「日本手ぬぐいの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月21日の「日本手ぬぐいの日」は、日本ならではの手ぬぐい文化に注目が集まりやすい日です。手ぬぐいの製造・販売を行う企業の方はもちろん、自社製品と手ぬぐいを組み合わせた商品企画を検討している方にとっても、「日本手ぬぐいの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「日本手ぬぐいの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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