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歌舞伎の日(2月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日歌舞伎の日(2月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月20日は「歌舞伎の日」。今回は「歌舞伎の日」の意味や由来を解説します。

また、「歌舞伎の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に演劇業界の方やエンターテインメント業界の方、日本の伝統芸能に関する研究などを行っている団体などはぜひ参考にしてみてください。

「歌舞伎の日」の意味・由来とは?

2月20日は「歌舞伎の日」です。1607年(慶長12年)のこの日、出雲阿国が将軍徳川家康の前で初めて「かぶき踊り」を披露したことに由来しています。

女性芸能者であった出雲阿国は、少女による小歌踊り「ややこ踊り」をベースとした「かぶき踊り」を創始し、それが後の「歌舞伎」になったといわれています。

「歌舞伎の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「歌舞伎の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「歌舞伎の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「歌舞伎の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「歌舞伎の日」を元に発信をする流れ

「歌舞伎の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「歌舞伎の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「歌舞伎の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「歌舞伎の日」を広報PRに活かした事例

「歌舞伎の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「歌舞伎の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「歌舞伎の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.『しゃばけ』シリーズの第12巻の朗読者は歌舞伎俳優・中村莟玉氏

Audible, Inc.は、畠中恵著の人気ファンタジー時代小説『しゃばけ』シリーズの第12巻『たぶんねこ』を、歌舞伎俳優・中村莟玉氏の朗読で配信開始したことをプレスリリース発信しました。

プレスリリースには、今回発表された中村莟玉氏のコメント動画をリンクで掲載し、さらに15巻までの朗読担当者を発表しています。それぞれ担当の歌舞伎役者のプロフィールを掲載することで、プロの歌舞伎役者による朗読への期待値があがりGOOD。歌舞伎ファンや『しゃばけ』ファンなど、多くの人が聴いてみたいと思えるようまとめられた広報PP事例ではないでしょうか。

参考:「しゃばけ」シリーズ20周年記念企画 歌舞伎俳優 中村莟玉朗読の第12巻がオーディブルより本日配信スタート!

事例2.能・義太夫・歌舞伎がコラボレーションした豪華な舞台をPR

ロングランプランニング株式会社は、自社がチケットを取り扱う、すみだトリフォニーホール開館25周年特別企画『能・義太夫・歌舞伎 謡かたり「隅田川」』の開催を発表しました。

プレスリリースでは、この公演が能・義太夫・歌舞伎の各界の第一人者がジャンルの垣根を越えて共演する舞台であることがわかるよう、出演する大倉源次郎氏(人間国宝)、豊竹咲太夫氏(人間国宝)、尾上菊之助氏(立方)の3人の写真を並列して掲載。取材会見のコメントリンクも記載しています。垣根を越えた珍しいコラボレーションであることがわかりやすく、興味を促すアピールができている広報PR事例です。

参考:能・義太夫・歌舞伎 各界の第一人者がジャンルを越えて共演 『能・義太夫・歌舞伎 謡かたり「隅田川」』上演決定 カンフェティでチケット発売

事例3.歌舞伎の公演がセットになった宿泊プランを発売

ホテル事業を営む株式会社ベルーナは、子会社の株式会社グランベルホテルが運営する「定山渓ビューホテル」にて、4月18日からの3日間限定で歌舞伎舞踊特別公演を行うことを発表しました。プランは「観劇のみ」か、ホテルでの食事と宿泊がセットになった「宿泊パック」が選択可能。

プレスリリースでは、公演と宿泊プランの概要を表に見やすくまとめているのがGOODです。宿泊プランの予約リンクや各種SNSのリンクも掲載し、情報へアクセスしやすい工夫も参考になるポイント。「歌舞伎の日」に関する事例ではありませんが、開催日の約3ヵ月前にプレスリリースを配信し、認知拡大効果を高めた広報PRです。開催まで期間がある場合は、2月20日の「歌舞伎の日」に合わせて再度告知を行うのもよいでしょう。

参考:定山渓ビューホテル 2025年4月18日(金)より3日間限定で歌舞伎舞踊特別公演を開催

「歌舞伎の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「歌舞伎の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「歌舞伎の日」には、歌舞伎に注目が集まります。歌舞伎の舞台だけでなく、自社製品やサービスに歌舞伎を扱ったものがある場合は積極的に発信するとよいでしょう。また、歌舞伎や日本の伝統芸能に関する調査リリースを出すのも一案です。

「歌舞伎の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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