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神嘗祭(10月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日神嘗祭(10月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月17日は「神嘗祭(かんなめさい)」。今回は「神嘗祭」の意味や由来を解説します。

また、「神嘗祭」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に旅行業界の方や伊勢神宮に関連する施設・企業、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「神嘗祭」の意味・由来とは?

10月17日は「神嘗祭」です。「神嘗祭」とは、毎年10月17日に三重県の伊勢神宮で行われる五穀豊穣の感謝祭のことで、神宮のお祭りの中でももっとも重要なお祭りとされています

「神嘗祭」は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天上の高天原で新嘗を食したという神話に由来。お祭りでは、その年の最初に収穫した稲穂である「初穂」を天照大御神にお供えし、由貴大御饌と奉幣を中心に興玉神祭(おきたまのかみさい)や御卜(みうら)、御神楽(みかぐら)などの諸祭を執り行います。

また、関連するお祭りとして、春に神宮御園で行われる御園祭や神宮神田で行われる神田下種祭、秋の抜穂祭、御酒殿祭、御塩殿祭、大祓などがあります。

神嘗祭に関するプレスリリースはもちろん、伊勢神宮に関連する事業・イベントなどの広報PR施策にも活用できる記念日といえるでしょう。

「神嘗祭」をきっかけに広報PR活動する効果

「神嘗祭」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「神嘗祭」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「神嘗祭」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「神嘗祭」を元に発信をする流れ

「神嘗祭」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「神嘗祭」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「神嘗祭」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「神嘗祭」を広報PRに活かした事例

「神嘗祭」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「神嘗祭」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。「神嘗祭」に関した事例ではないものも、今後「神嘗祭」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.300人の太鼓打ちの演奏を奉納する祭りのプレスリリース

株式会社伊勢福に事務局を置く神恩感謝日本太鼓祭実行委員会は、「第21回 神恩感謝日本太鼓祭」の開催情報をプレスリリースで発表しました。県内外から300人の太鼓打ちが伊勢に集い、無病息災を祈って演奏を奉納するイベントです。

プレスリリースでは、祭りの基本概要と開催内容を紹介したうえで、実際に太鼓打ちが演奏する当日の様子を写真で紹介。「神嘗祭」の事例ではありませんが、イベント情報を積極的に発信する広報PR施策として参考になります。

参考:伊勢神宮内宮前おかげ横丁に全国から太鼓打ち300名が集う「第21回 神恩感謝日本太鼓祭」開催!2023年10月21日(土)~22日(日)

事例2.開館10周年を記念する特典付きプランを提供

株式会社カトープレジャーグループが運営する旅館「伊勢外宮参道 伊勢神泉」は、「~10大特典付~開業10周年記念 おかげさまプラン」の販売開始をプレスリリースで配信。宿泊期間は、2023年7月2日から12月27日までの記念プランです。

2013年に誕生した同施設の歴史や、今回提供するプランの詳細をプレスリリースで紹介。特に、10大特典の詳細がわかりやすいよう、メニューやアメニティの写真を掲載したのがGOODです。「神嘗祭」にちなんだプレスリリースではないものの、バリエーション豊かな写真掲載が参考になる好事例です。

参考:伊勢外宮参道で唯一 天然温泉を湧出し全室に露天風呂をしつらえた「伊勢外宮参道 伊勢神泉」~10周年記念プラン販売開始

事例3.「神嘗祭」で奉納する「奉納蜂蜜」を数量限定販売

はちみつビューティーブランド「HACCI」を展開するHACCI’s JAPAN LLC合同会社は、「HACCI 奉納蜂蜜 国産みかん」を数量限定で発売することをプレスリリースで配信。「神嘗祭」に、奉納する名誉を拝したその年に採蜜され厳選した蜂蜜を限定で販売するというものです。

プレスリリースでは、奉納蜂蜜を10年以上奉納させ続けていることを記載。「神嘗祭」と深い関わりのある蜂蜜を取り扱う企業として、潜在層への認知拡大効果にも貢献した広報PR事例といえるでしょう。「数量限定」「最上の味わい」などを盛り込んだタイトルや、内容にぴったりの画像も参考になります。

参考:HACCI 奉納蜂蜜 国産みかん、数量限定発売。伊勢神宮へ捧げる最上の味わい。

「神嘗祭」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「神嘗祭」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「神嘗祭」の時期には、伊勢神宮に注目が集まります。お祭りに関連するイベントやサービスはもちろん、伊勢神宮周辺のさまざまな施設などは積極的に発信するとよいでしょう。

今一度「神嘗祭」をきっかけに自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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