
生理をジェンダーレスで考える日
11月24日は「鰹節の日」。今回は「鰹節の日」の意味や由来を解説します。
また、「鰹節の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、鰹節の製造・販売に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月24日は「鰹節の日」です。鰹節を製造・販売するヤマキ株式会社によって制定されました。
日付は、「いい(11)節(ふし24)」と読む語呂合わせにちなんでいます。鰹節の使い方や、上手なだしの取り方などをもっと多くの人に知ってもらうことが目的。「鰹節の日」には、鰹節の切り削り実演販売や、だしの取り方教室などが企画・実施されています。
「鰹節の日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「鰹節の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「鰹節の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「鰹節の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「鰹節の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「鰹節の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「鰹節の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「鰹節の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「鰹節の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「鰹節の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
削り節やかつお節などの調味料を扱うヤマキ株式会社は、11月24日の「鰹節の日」にちなみ、株式会社小学館の小学校低学年女児向け雑誌『ぷっちぐみ』と少女まんが誌『ちゃお』の共同プロジェクト『JS研究所』と、子育てサイト『HugKum』とのコラボレーション企画を実施。女子小学生向けに実施したかつお節にまつわるアンケート結果や、かつお節に関する親子向けの記事、おすすめレシピをプレスリリースで公開しました。
小学館とのコラボに至った背景をはじめ、企画概要、調査したアンケート結果、『HugKum』での公開記事などを項目ごとにまとめたプレスリリースがGOOD。「鰹節の日」の由来を紹介しているのも関連性がわかりやすく参考になります。
参考:11月24日「鰹節の日」に向けてヤマキが小学館『JS研究所』『HugKum』とコラボ企画を実施!
鰹節商品の開発・販売を行う株式会社にんべんは、だし専門店「日本橋だし場 本店」にて「静岡市産本わさびのせかつぶしめし」を期間限定で販売することをプレスリリースで発表。さっぱりとしたわさびとかつお節の相性を楽しめる商品です。
プレスリリースでは、開発担当者のこだわりポイントを記載している点がGOOD。「こだわりのだし醤油のこく味」や「芳醇な風味の本枯鰹節」など、食欲をそそる表現を使い、商品の魅力を訴求しています。
「鰹節の日」にまつわる事例ではありませんが、鰹節の期間限定の商品を発売する際に参考になるプレスリリースです。
参考:ピリッとした本わさびとかつお節の相性が抜群 「静岡市産本わさびのせかつぶしめし」 「日本橋だし場 本店」にて11月8日より限定販売
鰹節、だしの老舗専門店のちきり清水商店株式会社は、新商品「鰹節屋のだし香るたこ焼きセット」の販売開始をプレスリリースで発表しました。約半年間研究を重ねたという専用のだしパックとたこ焼きミックス、トッピング用のかつお枯節削りぶしの3つがセットになった商品です。
プレスリリースでは、従来のたこ焼き作りと異なる点として、専用のだしパックで「だしを取って冷やす」ひと手間にフォーカスして紹介。さらに、新商品の発売を記念したSNSキャンペーン後のアンケート結果として、「ひと手間かけて作るとこんなにも違うんだ!」「みんなにもおいしさを伝えたいからギフトとして購入したい」など、ポジティブなフィードバックがあったことを掲載している点も商品の魅力につながりGOODです。
記念日にまつわる事例ではありませんが、専門店ならではのこだわりが伝わるプレスリリースです。自社の強みと記念日が合致した際は、記念日と絡めて発信するのもおすすめです。
参考:創業241年の老舗鰹節屋ちきり清水商店が本格だしの新しい楽しみ方を提案「鰹節屋のだし香るたこ焼きセット」新発売
「鰹節の日」は、鰹節に注目が集まり、出汁や日本の食文化を想起させるきっかけにもなる日です。
鰹節の製造・販売に携わる企業の方や、飲食店を運営する企業の方にとっては特に、「鰹節の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「鰹節の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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