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きものの日(11月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日きものの日(11月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月15日は「きものの日」。今回は「きものの日」の意味や由来を解説します。

また、「きものの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に和装を取り扱っている方や、着物の広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「きものの日」の意味・由来とは?

11月15日は「きものの日」です。1966年(昭和41年)に設立した一般社団法人全日本きもの振興会、そして着物をはじめとする和装の魅力を発信し、和装生活の普及活動を行う一般社団法人・日本きもの連盟によって制定されました。

日付は、11月15日が「七五三」の日であり、子どもたちを中心に着物姿が似合う日であることから。記念日をきっかけに、着物の文化的な要素をアピールすることがおもな目的です。

毎年11月15日やその前後には、同会を筆頭に、着物に関するさまざまなイベントを実施しています。「七五三」のお宮参りに紐づけるだけでなく、家族そろって着物で出掛けるよう促したり、着付け教室を開いたりといった広報PR活動に活かせるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されています。

「きものの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「きものの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「きものの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「きものの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「きものの日」を元に発信をする流れ

「きものの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「きものの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「きものの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「きものの日」を広報PRに活かした事例

「きものの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「きものの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「きものの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.今治タオル生地の着物やポケット付き着物など秋冬の新作を発表

株式会社やまとが展開する着物ブランド「KIMONO by NADESHIKO」は、2023年秋冬の新作きもの・帯の第1弾の販売開始をプレスリリースで発表。愛媛県今治市のタオル生地で仕立てたAWコレクションです。

2023 Autumn Winter Collectionよりブランドコンセプトを一新した「KIMONO by NADESHIKO」の商品や概要を記載。商品ラインナップにて、新作の商品をイメージカットとともに、素材やデザインの特徴を紹介しています。

記念日にちなんだ発信ではありませんが、素材やデザインを新たにした着物の新作をプレスリリースで配信することで、より多くの人に興味や関心を引いた事例だといえるでしょう。

参考:<KIMONO by NADESHIKO>今治タオル生地のきものが登場。AW商品第一弾が販売開始します

事例2.きものの祭典の閉幕をプレスリリースで配信

着付け教室を受講料無料にて全国展開する日本和装ホールディングス株式会社は、きものの祭典「遊々会2023」を閉幕したことをプレスリリースで配信しました。今年の祭典のテーマは「つなぐ」。2023年6月7日から12日の間、恵比寿 ザ・ガーデンホールにて開催されました。

プレスリリースでは、開催した6日間で約700人が来場したことを記載。会場や催し物の様子がわかるように多くの画像を掲載しているのがGOODです。

記念日に関連した事例ではないものの、きものに関するイベントレポートを閉幕のタイミングで発信することで、企業や業界の取り組みを広めるきっかけとなった広報PR事例です。

参考:日本最大級のきものの祭典 「遊々会2023」が盛会裡に閉幕

事例3.クリスマスキャンペーンで着物・帯などを多数販売

株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、2022年11月9日から12月25日の期間限定でクリスマスイベントの開催を決定しました。「One」のキャンペーンテーマを掲げ、クリスマスシーズンならではの商品を多数展開。

本館7階ステーションでは「着物好きによる着物好きのためのクリスマス」をテーマに、着物や帯などを豊富に展開しているのが特徴です。各フロアにカテゴリが分かれているため、和装・アート・玩具など、老若男女を問わずアプローチしやすい広報PR事例ともいえます。

参考:11月9日(水)から、伊勢丹新宿店のクリスマスがスタート! 皆川明さんと作る新しいクリスマスのストーリー

「きものの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月15日の「きものの日」は、着物をはじめとする和装に注目が集まりやすい日です。ファッション業界の方や、着物の製造・販売に携わっている方にとっては特に、「きものの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「きものの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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