
心の介護に向き合う日
毎月10日は「コッペパンの日」。今回は「コッペパンの日」の意味や由来を解説します。
また、「コッペパンの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界やパン業界の方などをされている企業は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
毎月10日は「コッペパンの日」です。日本で初めてパン酵母(イースト)による製パン技術を開発した田辺玄平翁を始祖とする全日本丸十パン商工業協同組合が2013年に制定。
玄平翁が創業してから100周年となることから、丸十のコッペパンをより多くの人に知ってもらうことを目的としています。日付は丸十の「十」にちなんで毎月10日としました。
新商品のプレスリリースで紹介したり、コッペパンに関するイベントや情報を幅広い世代に発信したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「コッペパンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「コッペパンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「コッペパンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「コッペパンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「コッペパンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「コッペパンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「コッペパンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「コッペパンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「コッペパンの日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
フジパン株式会社は、生地との相性抜群のミルクホイップを使用し、ボリューム感のあるふんわりとした食感に仕上がった新商品「牛乳コッペ」を販売したことをプレスリリースで配信。同商品は農林水産省と一般法人Jミルクが立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に参加し、生乳の生産量に対して消費量が落ち込む時期の消費量拡大に貢献しています。
プレスリリースでは、新商品の魅力が伝わる画像をメインに配置。ロングセラー商品である黒糖風味の「黒コッペ」と並べて紹介した構成が目を引きます。「コッペパンの日」にちなんだ事例ではないものの、新商品であるコッペパンをはじめ、これまでの取り組みが伝わるプレスリリースの参考事例です。
参考:牛乳仕込みのふんわり食感!フジパンのコッペパンに新商品『牛乳コッペ』が登場
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、「しっとりふんわり食感」が特長のコッペパンシリーズ『わたしの白いコッペ』を販売することをプレスリリースで配信。「カフェラテクリーム」と「たまごサラダ」の2種類の味が同時発売されます。
タイトルに商品の特徴でもある食感を記載したり、アイキャッチ画像に2種類のコッペパンの断面図を入れたりして、やわらかくて具だくさんなコッペパンの特徴がつかめる点がGOOD。記念日に関する事例ではありませんが、新商品のビジュアルを打ち出す構成が参考になるプレスリリースです。
参考:セブン‐イレブンから「しっとりふんわり食感」の白いコッペパンが新たに誕生!4月8日(火)より2種類が順次登場!
食の感動体験を提供する株式会社トリドールホールディングスは、傘下の株式会社トリドールジャパンが展開する「焼きたてコッペ製パン」の2号店をオープンしたことをプレスリリースで配信。“毎日食べたくなるコッペパン”をコンセプトに掲げ、店内にパン工房を構えて毎日生地から手づくりした焼きたてコッペパンを提供する専門店です。
店舗の外観をアイキャッチに設定し、シズル感のあるコッペパンのイメージ画像で商品の魅力を伝えているのがGOODポイントです。「コッペパンの日」に関するプレスリリースではありませんが、新店舗に興味・関心を促す画像使いが参考になる好事例です。
参考:“毎日食べたくなるコッペパン”をコンセプトにしたコッペパン専門店「焼きたてコッペ製パン」2号店を3月19日(火)メトロセンター葛西にグランドオープン!
毎月10日の「コッペパンの日」は、コッペパンに注目が集まるきっかけになる日です。コッペパンの製造・販売に携わる企業の方や、コッペパンに特化した情報発信を行う企業の方にとっては特に、「コッペパン」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「コッペパンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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