
夏チョコの日
9月2日は「くず餅の日」。今回は「くず餅の日」の意味や由来を解説します。
また、「くず餅の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に和菓子業界の方や、くず餅にまつわる書籍などを取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月2日は「くず餅の日」です。1805(文化2)年に江戸の亀戸天神参道で創業し、くず餅やあんみつといった和菓子の製造・販売を手掛ける株式会社船橋屋によって制定されました。
日付は「く(9)ず(2)」と読む語呂合わせが由来。柔らかさと歯ざわりが特徴的なくず餅のおいしさを多くの人に知ってもらうことが、記念日制定の目的です。
くず餅とは、小麦でんぷんを発行させて作られており、和菓子の中では唯一の発酵食品でもあります。和菓子メーカーの広報PRだけでなく、イベントでの販売情報を公開したり、関連の書籍情報を出したりといった活動にも有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「くず餅の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「くず餅の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「くず餅の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「くず餅の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「くず餅の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「くず餅の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「くず餅の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「くず餅の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「くず餅の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社船橋屋は、「柚子白玉しるこ」のプレスリリースを発表しました。乳酸菌を含んだ冬限定の商品で、1月19日から亀戸天神前本展イートインでの発売をスタート。
「飲むくず餅乳酸菌」と名付けたドリンクと、北海道産の自家製小豆を組み合わせた健康的な材料を強みとしています。実際に提供する商品写真とともに、自社ならではの味わいに言及し、興味関心につなげたプレスリリースがGOODです。
参考:身体にやさしいくず餅乳酸菌入りの「柚子白玉しるこ」が亀戸天神前本店イートインにて新登場。
自動販売機の設置やメンテナンスサービスを手掛ける株式会社和光産業は、「フローズン肉球くず餅バー」と名付けた新商品の販売情報を発表しました。次世代自販機サービス「PICK ME UP(ピックミーアップ)」で販売するスイーツです。
「くず餅の日」のプレスリリースではありませんが、関連のキーワードを取り扱う広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。販売場所と販売開始時期、さらに商品デザインがわかるように画像を掲載したのがGOODポイントです。
参考:【アイスなのに溶けない!?】肉球がかわいすぎる「フローズン肉球くず餅バー」5月24日よりピックミーアップ竹ノ塚に登場!
SDGs販促を推進するインパクトホールディングス株式会社は、子会社である株式会社サツキャリのプレスリリースを公開しました。1月18日から23日にかけて開催されるポップアップショップにて、北海道の乳製品を使ったチーズケーキやくず餅などを販売する取り組みです。
開催情報の概要に加え、注目商品を写真とともに紹介しているのがGOODポイント。自社特有のスイーツを積極的に紹介し、特定商品やイベントの認知拡大、販売促進にも効果が期待できます。
参考:【まるごと催事】わらく堂がいよてつ髙島屋『全国うまいもの味めぐり』に1月18日(水)より期間限定出店
9月2日の「くず餅の日」は、和菓子の中でもくず餅に注目が集まりやすい日です。食品の製造販売を行う企業の方や、くず餅・和菓子関連のイベント企画を手掛ける方にとっては特に、「くず餅の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「くず餅の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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