
背骨の日
2月3日、毎月23日は「乳酸菌の日」。今回は、乳酸菌の日の意味や由来を解説します。
また、乳酸菌の日をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲料メーカーや食品を提供する企業の方などは、ぜひ参考にしてみてください。
2月3日、毎月23日は「乳酸菌の日」です。乳酸菌を活用した商品で元気になってもらうことを目的に、乳酸菌飲料などを手がけるカゴメ株式会社が制定。2と3で「乳酸」と読む語呂合わせと、販売促進を通年で行うことから2月3日および毎月23日を「乳酸菌の日」としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「乳酸菌の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「乳酸菌の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「乳酸菌の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
乳酸菌の日をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.乳酸菌の日の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「乳酸菌の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「乳酸菌の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、「乳酸菌の日」に合わせたプレスリリースではありませんが、乳酸菌に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になりそうな事例を紹介します。
「元祖くず餅船橋屋」を運営する株式会社船橋屋は、船橋屋独自の乳酸菌が入った「くず餅乳酸菌入りかき氷」の新フレーバー「桃とほうじ茶」の提供開始を、プレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、独自研究した「くず餅乳酸菌」について解説したのち、新フレーバーの「桃とほうじ茶」を紹介しています。ボリューム満点のかき氷の写真が印象的でGOOD。記念日に関した事例ではありませんが、新商品の情報だけでなく、くず餅乳酸菌についてのエピソードも盛り込まれた、読み応えのあるプレスリリースの構成が参考になります。
参考:【亀戸天神前本店6月・7月限定】くず餅乳酸菌入りかき氷に新フレーバー「桃とほうじ茶」が登場。
健康食品の開発販売を手がける株式会社ファンケルは、乳製品メーカーである森永乳業株式会社と、両社製品を使ったコラボレーションしたレシピを開発したことをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、健康力をサポートする「シールド乳酸菌Ⓡ」も配合された「PREMiL(プレミル)」を使用したメニューを紹介。社員食堂「ファンケル 学べる健康レストラン」で従業員に提供するほか、森永乳業のWebサイトにてレシピを公開することを記載しています。記念日を絡めた事例ではありませんが、コラボしそれぞれの企業の特性が伝わるプレスリリースの内容になっています。
参考:「ファンケル×森永乳業 スペシャルコラボレシピ」を共同開発
主に知的障害のある作家の描くアートデータのライセンスを管理する株式会社ヘラルボニーは、作家・工藤みどり氏が描く「岩泉ヨーグルトアルミパウチパッケージ」の販売をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、岩手県出身作家の工藤氏が描いたパッケージイラストを紹介。岩手県の厳選した原料乳を使用した「岩泉ヨーグルト」の特徴についても解説しています。読み手の目を引く、色鮮やかなパッケージやヨーグルトの製造シーンを掲載しているのがGOOD。記念日を絡めた事例ではありませんが、地域性の高い商品の広報PRの参考になる事例です。
参考:もっちり食感が幅広い世代に人気の「岩泉ヨーグルト」、6月15日よりヘラルボニーパッケージ限定販売
「乳酸菌の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「乳酸菌の日」は毎月23日にあるため、乳酸菌飲料を扱うメーカーや乳酸菌を使ったサプリメントなどを提供する企業は、定期的な販売促進活動を行えそうです。記念日をうまく活用することで、コンスタントに自社商品やサービスを周知できるでしょう。
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