
発酵性食物繊維普及の日
12月第3土曜日は「大洗濯の日」。今回は「大洗濯の日」の意味や由来を解説します。
また、「大洗濯の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に家電メーカーの方や、洗濯にまつわる商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
毎年12月の第3土曜日は「大洗濯の日」です。スキンケア製品やクッキング用品、洗濯用品などを幅広く販売するライオン株式会社によって制定されました。
日付は、12月の3週目が年末の大掃除の準備をはじめる時期であり、土曜日は取り組みやすい曜日であることが由来です。2025年は12月20日、2026年は12月19日が記念日にあたります。
年末の大掃除と同じく、布団カバーや毛布、カーテンといった大きなものを「大洗濯」するきっかけにすることが、記念日制定の目的。
洗濯機のプレスリリースを発表したり、年末シーズンならではのイベント・キャンペーン情報を発信したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「大洗濯の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「大洗濯の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「大洗濯の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「大洗濯の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「大洗濯の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「大洗濯の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「大洗濯の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「大洗濯の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「大洗濯の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
東海エネテック株式会社は、洗濯機専門クリーニングサービス「洗濯機のまじん」が、スカパープレミアムの通販番組にて特集されることを発表しました。2023年に誕生した同サービスを、20回にわたって放送するスケジュールについてプレスリリースで紹介しています。
「大洗濯の日」の事例ではありませんが、自社の実績となる放映情報を積極的に発信し、幅広い層へアプローチした広報PR施策。公式ロゴマークを掲載したビジュアル面のほか、洗濯機クリーニングの必要性を訴求したプレスリリース内容がGOODです。
参考:SNSでの口コミを中心に広がる洗濯機専門のクリーニングサービスがひかりTV・スカパーに登場
Haierグループの日本法人として洗濯機・冷蔵庫・掃除機などを取り扱うアクア株式会社は、新商品のプレスリリースを配信しました。今回販売するのは、コンパクトかつ大容量を強みとしたドラム式洗濯乾燥機です。
同シリーズでは初となる8kgタイプであることから、一人暮らしの人にも向いていることを伝えたプレスリリースがGOOD。「大洗濯の日」の事例ではありませんが、新商品ならではの特徴を複数ピックアップし、利用に向いている人を明らかにすることで興味・関心を高めています。
参考:時短&省エネで一人暮らしにもおすすめ!AQUA ドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム2.0 AQW-D8R」を発売
宿泊施設向けランドリーを全国に展開する株式会社wash-plusは、自社製品「wash+ Comfort」がホテル京阪 京都八条口に採用されたことをプレスリリースで発表しました。洗剤を使わないアレルゲンフリー・環境負荷軽減や、キャッシュレス決済搭載による省人化といった点を強みとする業務用機器です。
プレスリリースタイトルで「洗剤を使わない洗濯」と記載し、読み手にインパクトを与えたのが特徴。「大洗濯の日」の事例ではありませんが、キーワードに絡めたプレスリリースとしてはもちろん、自社実績をメディア関係者などに認知してもらう広報PR施策として参考になります。
参考:「洗剤を使わない洗濯」でSDGsに貢献するホテルランドリー「wash+ Comfort」 ホテル京阪 京都八条口に採用
12月第3土曜日の「大洗濯の日」は、年末ならではの大掃除や、布団などの洗濯を想起させるきっかけになる日です。家電の開発・製造を手掛ける企業の方や、洗濯やコインランドリーに関する企画を検討している方にとっては特に、「大洗濯の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「大洗濯の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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