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名字の日(2月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日名字の日(2月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月13日は「名字の日(苗字制定記念日)」。今回は「名字の日」の意味や由来を解説します。

また、「名字の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に名前や苗字にまつわる商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「名字の日」の意味・由来とは?

2月13日は「名字の日(苗字制定記念日)」です。1875(明治8)年2月13日に太政官から「平民苗字必称義務令」が布告され、名字を名乗ることを義務付けられました。

江戸時代は平民が名字を名乗ることが許されておらず、明治に入った1870年9月19日に「平民苗字許可令」を布告。しかし、平民のあいだで名字を名乗る人が普及しなかったため、1875年の義務令布告に至りました。

なお「平民苗字必称義務令」にちなんで、9月19日は「苗字の日」に制定されていますが、苗字・名字はいずれも名前の姓を意味する言葉です。

「名字の日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、人々に必要な要素のひとつであるため、あらゆる観点から広報PRに活かせるでしょう。

「名字の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「名字の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「名字の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「名字の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「名字の日」を元に発信をする流れ

「名字の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「名字の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「名字の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「名字の日」を広報PRに活かした事例

「名字の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「名字の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「名字の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.名字で旅する新番組をプレスリリースで紹介

株式会社テレビ東京ホールディングスは、2025年1月25日に放送予定の番組「飯尾くっきー!のハンコください!あなたの名字で旅してます」のプレスリリースを配信しました。飯尾和樹(ずん)とくっきー!(野性爆弾)の初冠番組となる旅企画について、放送内容を紹介しています。

「名字の日」に関する広報PRではありませんが、出会った人の名字によって資金を獲得し、旅を展開するというユニークな企画が特徴。放送の前日にプレスリリースを配信することで、メディア関係者やファン層はもちろん幅広い生活者にタイムリーな自社情報を届けた好事例です。

参考:実は“マブダチ”ずん・飯尾&野性爆弾・くっきー!の初冠番組「飯尾くっきー!のハンコください!あなたの名字で旅してます」放送決定!元AKB48・福留光帆をゲストに迎え“やりたい放題”ゆるゆる旅

事例2.「佐藤さん」ゆかりの地で草野球イベントの開催を決定

株式会社とちぎテレビは、「佐藤の日イベント 佐藤vs鈴木 草野球大会」と題したイベントの開催情報をプレスリリースで公開しました。全国最多といわれる名字「佐藤」にちなんで「佐藤の会」を発足した栃木県佐野市が、毎年3月10日を「佐藤の日」として記念日イベントを実施。2025年に先駆けたプレスリリースでは、草野球の開催を発表しています。

佐野市聖地化プロジェクトの一環として展開しており、関係人口の創出・拡大といった目的にも触れたのがGOODです。「名字の日」のような記念日も合わせて発信すると、メディア関係者の目に留まる機会も増えるのではないでしょうか。

参考:『佐藤の日イベント 佐藤vs鈴木 草野球大会』の開催決定!名字のプライドをかけた頂上決戦へ!!全国の野球ができる「佐藤さん」・「鈴木さん」を大募集いたします!

事例3.バウムクーヘンにちなんだユニークなSNS企画を展開

株式会社ユーハイムは、同社内のバウムクーヘン博覧会実行委員会が実施する企画についてプレスリリースを配信しました。「集まれバウミアン!」と題し、対象のInstagram公式アカウントで展開するSNSフォローキャンペーンです。

一般的なSNSキャンペーンとは異なり、名字に「木」が入っているフォロワーを対象としたのが特徴。「名字の日」の事例ではありませんが、あえて対象者を限定するテーマやキーワードを設けることで、独自性・新規性の高さを伝えています。プレスリリースのタイトルでもインパクトを強めやすいため、メディア関係者と生活者どちらにもアプローチできる有用な広報PR施策です。

参考:苗字に「木」の入っている方を大募集! バウムクーヘン博覧会公式インスタグラムで「バウミアン」認定スタート

「名字の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月13日の「名字の日」は、名前の由来や名字の歴史を想起させるきっかけになる日です。印鑑やネームシールといった商品を販売する企業の方や、名字に関する書籍などの製品を販売する企業の方にとっては特に、「名字の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「名字の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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