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苗字の日(9月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日苗字の日(9月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月19日は「苗字の日」。今回は「苗字の日」の意味や、日付の由来を解説します。

また、「苗字の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に苗字や名前に関する商品・サービスを行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「苗字の日」の意味・由来とは?

9月19日は「苗字の日」です。1870(明治3)年9月19日、太政官が「平民苗字許可令」を布告した出来事にちなんで、記念日として制定されました。

当時、苗字を名乗るのは貴族・武士のみの特権。太政官が戸籍整理のために許可令を出したことで、平民も苗字を名乗れるようになりました。

しかし、明治新政府への信頼性が低く、実際に苗字を付ける平民は少数にとどまります。思うように浸透しないため、1875年2月13日には、苗字を義務付ける「平民苗字必称義務令」が出されました。なお、この日は「苗字制定記念日」に制定されています。

「苗字の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「苗字の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「苗字の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「苗字の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「苗字の日」を元に発信をする流れ

「苗字の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「苗字の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「苗字の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「苗字の日」を広報PRに活かした事例

「苗字の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「苗字の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「苗字の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「タカギ」の苗字を持つ方に。髙木珈琲ロゴ入りアロマカップが販売開始

オリジナルブランド複数業態を開発・出店する株式会社サンパークが運営する「髙木珈琲」のオンラインショップで、ロゴ入りアロマカップを販売開始。新商品の詳細をプレスリリースで配信しました。

全国のタカギ様、高木、髙木の有名人のファンの方に好評の髙木珈琲のロゴ入り商品。プレスリリースには、すでに販売しているサイズが一回り大きいアロマカップが贈り物などにも人気の商品であることを紹介しています。

プレスリリースのアイキャッチには、カラー展開豊富な商品の画像を掲載。タイトルや本文では、店名と同じ「タカギ」の苗字を持つ方にアピールしつつ、髙木珈琲のコンセプトや店舗情報を掲載しています。

今回は記念日に合わせた事例ではありませんが、苗字関連の新商品販売やイベントを開催する際は「苗字の日」と絡めてプレスリリースを配信するのも一案です。

参考:⾼⽊様、髙⽊様!全国のタカギ様!ご⾃宅に、プレゼントに髙⽊珈琲ロゴ⼊りアロマカップはいかがですか?推し活にも!

事例2.苗字に「木」の入っている方に向けたInstagramキャンペーンを実施。

株式会社ユーハイムのバウムクーヘン博覧会実行委員会は、同Instagram公式アカウントにて、苗字に「木」の入っている方を「バウミアン」に認定するキャンペーン対象者の募集をプレスリリースで発表。対象者には、9月に開催されるバウムクーヘン博覧会での特典を用意します。

プレスリリースでは、応募特典や認定手順がわかりやすく記載されている点がGOOD。記念日にちなんだ事例ではありませんが、「苗字」に関連するイベントや商品を扱う企業の広報PR活動として参考になる事例です。

参考:苗字に「木」の入っている方を大募集! バウムクーヘン博覧会公式インスタグラムで「バウミアン」認定スタート

事例3.オーダーメイドはんこに新デザインが登場

インターネットのはんこ屋さん「印鑑はんこSHOPハンコズ」を運営する株式会社岡田商会は、人気の「すみっコぐらし はんこコレクション」に新キャラクター8種類のイラストを追加したことをプレスリリースで発表。サインがわりや宅配便の

受け取りに使えるセルフインクタイプと、銀行登録にも使える木彫りタイプの2通りで展開します。

プレスリリースでは、現在販売中のシリーズと新デザインをすべて掲載しているだけでなく、新デザインのフォントについても詳しく解説しています。さらに、商品の使い方の提案も写真つきでわかりやすく説明している点もGOODポイント。

記念日に合わせた事例ではありませんが、印鑑やスタンプなどを扱うイベントや商品の発表の際には、「苗字の日」に合わせてプレスリリースを配信するのもよいでしょう。

参考:こんなにかわいいのに銀行に登録できる!?好きなコで作れるオーダーメイドのはんこ「すみっコぐらし はんこコレクション」に、アイドルにあこがれる「えびてんのしっぽ」が登場

「苗字の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月19日の「苗字の日」は、自身の氏名や、苗字の歴史について関心を高めやすい日です。記念日に限定した広報PRが実施しづらい場合は、2月13日の「苗字制定記念日」を含めた企画を検討してみても良いでしょう。

また、苗字に関連するアンケートを実施し、調査リリースとして発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「苗字の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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