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レモンの日(10月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日レモンの日(10月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

10月5日は「レモンの日」。今回は「レモンの日」の意味や由来を解説します。

また、「レモンの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品・飲料業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「レモンの日」の意味・由来とは?

10月5日は「レモンの日」です。1938年の10月5日に、詩人・高村光太郎の妻、智恵子が亡くなったことにちなんで、この日が記念日として知られるようになりました

高村光太郎は、明治から昭和にかけて活躍した詩人。『道程』や『智恵子抄』といった作品で高い評価を受けています。

『智恵子抄』は妻・智恵子への愛をうたった内容で、晩年の智恵子が亡くなる数時間前にレモンをかじる姿を「レモン哀歌」という一節で描写しています。この「レモン哀歌」にちなみ、彼女の命日が「レモンの日」とされるようになりました。

少し悲しい由来のようにも思える記念日ですが、レモンに注目が集まる日であることは間違いありません。レモンに関する商品を扱っている企業の方にとっては、広報PR施策を行うよいきっかけとなるでしょう。

「レモンの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「レモンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「レモンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「レモンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「レモンの日」を元に発信をする流れ

「レモンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「レモンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「レモンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「レモンの日」を広報PRに活かした事例

「レモンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「レモンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。直接「レモンの日」に関連した事例ではなくても、今後の参考になるでしょう。

事例1.『レモン哀歌』などを収録した書籍を新発売

株式会社学研ホールディングスは、グループ会社の株式会社Gakkenが発売する『いまこそ読みたい 教科書の泣ける名作』についてプレスリリースを配信しました。太宰治作『走れメロス』や、高村光太郎作『レモン哀歌』など、国語の教科書に掲載された14の作品を収録した書籍です。

本の表紙写真を掲載したり、収録内容を項目で紹介したり、読み手に情報が伝わりやすいビジュアルがGOODポイント。「レモンの日」の事例ではありませんが、親和性の高いコンテンツを発信する際の参考になるのではないでしょうか。

参考:【シリーズ累計15万部】あの名作をもう一度読みたい! 「泣いた赤鬼」「少年の日の思い出」「走れメロス」など、国語教科書の感動作14篇を1冊に収録。

事例2.レモンチューハイブランドから新フレーバーが登場

日本コカ・コーラ株式会社は、レモンサワー専門ブランド「甘くない檸檬堂」シリーズから、第二弾の発売を決定。新フレーバーとなる「甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち」について、プレスリリースで紹介しています。

こちらは「レモンの日」の由来とは意図が異なる事例ですが、「レモンを知り尽くした」「初めてレモン以外」など同ブランドならではの独自性をタイトルで伝えているのがGOODです。食事シーンをイメージさせる写真で意欲を掻き立て、ブランドのラインナップを紹介することで潜在層への認知を広めています。

参考:レモンを知り尽くした「檸檬堂」から“初めてレモン以外”の新フレーバーが登場「甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち」9月16日(月)新発売

事例3.新商品の認知拡大を図ったプロジェクトがスタート

月刊誌『VERY』を刊行する株式会社光文社は、「#VERYレモン部」と題したプロジェクトを発足しました。サントリー食品インターナショナル株式会社の新商品「Magic Mist」を、より多くの人に知ってもらうための広報PR活動です。

プレスリリースでは、ペッパーミルの容器でレモンの味わいを追加できる商品について説明し、参画メンバーや体験イベントについても訴求しています。こちらも「レモンの日」に関する事例ではありませんが、メディア関係者だけでなく、雑誌の読者層を中心に新商品の認知拡大に寄与した有用な広報PR施策といえるでしょう。

参考:“#VERYレモン部”始動します!お料理やドリンクに、鮮やかなレモンの香りのミストが広がる画期的なアイテム「Magic Mist」が新たなトレンドに!

「レモンの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「レモンの日」は、レモンに注目が集まるきっかけとなる日です。

レモンを使ったスイーツや飲料・食品を製造する企業の方にとっては特に、「レモンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「レモンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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