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図書館記念日(4月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日図書館記念日(4月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

4月30日は「図書館記念日」。今回は「図書館記念日」の意味や由来を解説します。

また、「図書館記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、広報事例をご紹介。魅力的な取り組みや、GOODポイントをピックアップしています。

広報やマーケティングネタを探している方、特に出版業界の方や、図書館に関する仕事をしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「図書館記念日」の意味・由来とは?

4月30日は「図書館記念日」です。1950年(昭和25年)4月30日に「図書館法」が公布されたことから、1971年(昭和46年)に記念日として決定されました。

「図書館記念日」を制定した1972年以降は、日本図書館協会がポスターを作製し、各地の図書館に配布するなど積極的な啓発活動を行っています。

図書館の利用を普及することがおもな目的ですが、書籍の販売を促進したり、特定の書籍を紹介したりといった広報PR活動にも活かせるでしょう。

「図書館記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「図書館記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「図書館記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「図書館記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「図書館記念日」を元に発信をする流れ

「図書館記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「図書館記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「図書館記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「図書館記念日」を広報PRに活かした事例

「図書館記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「図書館記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「図書館記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.フレンテ笹塚・メルクマール京王笹塚・渋谷区立笹塚図書館、3施設合同で「10周年アニバーサリー」を開催

株式会社京王SCクリエイションは、2025年3月25日にフレンテ笹塚、メルクマール京王笹塚、渋谷区立笹塚図書館の3施設合同で「10周年アニバーサリー」を開催すると発表しました。地域とともに歩んできた10年への感謝を込めたイベントです。

「図書館記念日」との直接的な関連はないものの、図書館が地域コミュニティの一員として、節目の年に感謝の意を示すイベントを開催することで、利用者との関係性を深めています。​広報PRの観点からも、周年記念イベントは、メディア関係者や地域住民の関心を集めやすく、効果的な情報発信の機会となります。

参考:フレンテ笹塚・メルクマール京王笹塚・渋谷区立笹塚図書館の3施設で「10周年アニバーサリー」イベントを開催します

事例2.横浜市山内図書館、地元中学校との連携展示を開始

株式会社有隣堂が指定管理する横浜市山内図書館は、2025年2月12日に地元の中学校と連携し、ティーン世代の読書促進を目的とした企画展示を開始したことをプレスリリースで発表。

「図書館記念日」との直接的な関わりはありませんが、地域の教育機関と協力して若年層の読書支援に取り組む姿勢が光ります。プレスリリースに、取り組みの様子が伝わる画像を複数枚掲載している点もGOOD。​広報PRの観点からも、こうした地域連携の活動を積極的に発信することで、図書館の社会的役割や公共施設としての価値を再認識してもらうよい機会となります。

参考:ティーン世代の読書の入り口を支援。横浜市山内図書館で学校との新たな連携を通して地域交流を促進

事例3.大正大学附属図書館と豊島区立図書館、「にぎやかな図書館祭」を共催

学校法人 大正大学は、大正大学附属図書館と豊島区立図書館と共催で『にぎやかな図書館祭(フェス)2024』を開催すると、プレスリリースで発表。「図書館をもっと身近に感じてもらいたい」という想いから、子どもから大人までが本を楽しめるイベントです。

プレスリリースには、読み聞かせや本にまつわるワークショップなど、幅広い世代が楽しめる多彩な催しが実施された様子をレポート。複数の画像により、イベントの具体的なイメージが伝わる構成がGOODです。本イベントは、「図書館記念日」に直接ちなんだものではありませんが、「図書館の役割を見直す」という記念日の目的に通じる取り組みといえます。

参考:大正大学附属図書館×豊島区立図書館 11月9日(土)「にぎやかな図書館祭(フェス)2024」を開催

「図書館記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

日本図書館協会は、図書館と社会の結びつきを強めるため、5月1日〜31日を「図書館復興の月」としています。4月30日の「図書館記念日」とあわせて、5月末にかけて広報PR活動を行っても良いでしょう。

また、児童書を中心に取り扱っている場合は、4月2日の「国際子ども本の日」や、6月11日の「学校図書館の日」にちなんだ企画を考えるのも一案です。

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