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いのちの日(12月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日いのちの日(12月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月1日は「いのちの日」。今回は「いのちの日」の意味や由来を解説します。

また、「いのちの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に生活にまつわる商材を扱っている方や、SNSの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「いのちの日」の意味・由来とは?

12月1日は「いのちの日」です。自殺予防活動の一環として、厚生労働省が2001(平成13)年に制定しました。

精神的な危機・悩みを抱え、誰にも相談できずにいる人々の相談窓口として、「いのちの日」から1週間は、全国一律の番号で「いのちの電話」を設置。期間中は24時間、通話可能な電話窓口に転送されます。

この取り組みは一般社団法人・日本いのちの電話連盟が実施しており、対応時間内・制限回数内であれば365日相談が可能です。全世代に向けたイベント情報の発信や、命にまつわる商材のプレスリリースといった広報PRにつなげられるでしょう。

「いのちの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「いのちの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いのちの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いのちの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「いのちの日」を元に発信をする流れ

「いのちの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「いのちの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「いのちの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「いのちの日」を広報PRに活かした事例

「いのちの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「いのちの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「いのちの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.いのちが喜ぶ体験プログラムを展開

商業リゾート施設「VISION」の運営・管理を手掛けるヴィソン多気株式会社は、「Wellness DAYS in VISON」と題したイベント開催を決定しました。「さあ、いのちを喜ばせよう」というキャッチコピーとともに、各日のプログラムを掲載したプレスリリースです。

VISONならではの体験プログラムとし、和軽食の提供やドッグヨガ、子ども向けアドベンチャーなどを展開。「いのちの日」の広報PR事例ではありませんが、シンプルかつ印象的なタイトルや、複数の項目を設けて写真とともに紹介した記事構成が参考になるプレスリリースです。

参考:さあ、いのちを喜ばせよう『Wellness DAYS in VISON』 | ヴィソン多気株式会社のプレスリリース

事例2.小学生と保護者がいのちを学ぶ2日間の体験イベント

株式会社アワーズは、同社が運営するアドベンチャーワールドにて開催の「Smileキッズ in アドベンチャーワールド」のプレスリリースを配信しました。「いのちに出会い、みらいを描くプログラム」として展開する、小学生とその保護者を対象にした2日間のイベントです。

人材育成コンサルティング企業のアチーブメント株式会社と共同で、動物のいのちや生活をさまざまな視点から切り込んでいきます。2日間にわたるプログラムを表にまとめ、時間軸でわかりやすくまとめたプレスリリースがGOOD。参加者の募集開始に合わせて配信することで、多くの子育て世代に周知した事例です。

参考:2日間の特別プログラム いのちに出会い、みらいを描く 『Smileキッズ in アドベンチャーワールド』を開催! 2023年11⽉11⽇(土)〜12⽇(日)

事例3.「いのち」の作文コンクール募集情報をプレスリリースで発表

「安全で安心できる社会」を目指し、さまざまな事業を手掛ける公益財団法人・JR西日本あんしん社会財団のプレスリリースです。2023年7月から9月にかけて「小・中学生『いのち』の作文コンクール」を開催し、作品を募集しました。

小学生〜中学生を対象に「いのち」をテーマにした作文を募る取り組みで、今回で5回目となる開催。募集スタートの約1ヵ月前にプレスリリースを配信し、効果的な周知を図ったのがGOODです。「いのちの日」の広報PRではありませんが、テーマを前面に押し出したプレスリリース内容や、わかりやすくまとまった記事構成を参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:2023年度 小・中学生「いのち」の作文コンクール 開催のお知らせ

「いのちの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月1日の「いのちの日」は、自殺防止活動やボランティア活動を想起させるきっかけになる日です。命をテーマにした商材を扱う企業の方にとっては特に、「いのちの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

また、記念日と関連づけて、TwitterやInstagramのSNSから発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いのちの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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