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老舗の日(10月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日老舗の日(10月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月20日は「老舗の日」。今回は「老舗の日」の意味や由来を解説します。

また、「老舗の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に古い店舗の経営や商品販売事業に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「老舗の日」の意味・由来とは?

10月20日は「老舗の日」です。老舗商品の販売サイト「老舗通販.net」を運営する、スターマーク株式会社によって制定されました。

日付は、商売の神様として知られる恵比寿(えびす)様の祭礼「えびす講」の開催時にちなんでいます。

創業100年以上の企業が世界一多いといわれる日本で、老舗のよさを見直し、世界に発信することが記念日制定の目的です。

老舗の運営に携わっている方はもちろん、販売商品の開発・製造についてニュースリリースを出したり、老舗ならではのイベント・キャンペーンを企画したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「老舗の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「老舗の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「老舗の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「老舗の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「老舗の日」を元に発信をする流れ

「老舗の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「老舗の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「老舗の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「老舗の日」を広報PRに活かした事例

「老舗の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「老舗の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「老舗の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.瀬戸内海を望む芝生庭園で中秋の名月を鑑賞する秋のインベント開催

株式会社せとうち旅館が運営するオールインクルーシブの宿「Ryokan尾道西山」は、3日間限定で秋のイベント「観月茶会」を開催することをプレスリリースで配信。瀬戸内海を望む芝生庭園で、明治十一年創業の老舗「今川玉香園茶舗」の五代目当主が点てるお茶と、地元尾道で愛され続ける「山本屋」のお団子を愉しみながら雅やかなひとときを過ごせる茶会です。

プレスリリースでは、風情ある芝生庭園や「観月茶会」のイメージ写真を掲載することで、イベントの様子が伝わるよう工夫しているのがGOOD。記念日にちなんだ発信ではありませんが、老舗宿ならではの歴史と格式に包まれた離れの客室など複数の写真で宿を紹介するなど、イベントと「Ryokan尾道西山」の魅力を届けた好事例です。

参考:Ryokan尾道西山 秋のイベント「観月茶会」を開催します

事例2.オンライン酒屋で老舗酒蔵が手掛ける20年熟成の麦焼酎を抽選販売

クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」を運営するKURAND株式会社は、大分県佐伯市の老舗酒蔵が手掛ける「クロノスとカイロス」を抽選販売することをプレスリリースで配信。20年以上の熟成期間により、甘みと穏やかな香り味わいを深めた麦焼酎です。

プレスリリースでは、「クロノスとカイロス」を画像とともに紹介しました。真っ黒な背景に麦焼酎が鮮やかに浮き出され、強い印象を与えたビジュアルがGOOD。「老舗の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、興味・関心が高まる商品の画像の載せ方が参考になる好事例です

参考:大分県の老舗酒蔵が手掛ける20年熟成の麦焼酎「クロノスとカイロス」の抽選販売を開始

事例3.老舗の新たな挑戦「ローストビーフの店 鎌倉山 恵比寿店」オープン

株式会社レストラン鎌倉山が運営する「ローストビーフの店 鎌倉山」は、2024年5月に「ローストビーフの店 鎌倉山 恵比寿店」をオープンしたことをプレスリリースで配信。鎌倉の地に1971年に創業した「ローストビーフの店 鎌倉山」が培った伝統と技術を継承しつつ、五感を刺激する創意工夫を凝らした料理と料理ライブパフォーマンスを提供します。

プレスリリースの冒頭では、「ローストビーフの店 鎌倉山」の写真を紹介するだけでなく、店舗や料理のこだわりを丁寧に掲載。その後に「鎌倉山 恵比寿店」についての詳細を説明するといった読みやすい構成がGOODです。「老舗の日」に合わせたプレスリリースではありませんが、店舗オープンの情報発信の際に参考になる事例です。

参考:ローストビーフの店 鎌倉山 恵比寿 OPEN !

「老舗の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月20日の「老舗の日」は、古くから続くブランド・企業に注目が集まりやすい日です。老舗で事業を展開している方や、老舗ブランドとの企画・開発を検討している方にとっては特に、「老舗の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「老舗の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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