立冬
年4回の節分は「巻寿司の日」。今回は「巻寿司の日」の意味や由来を解説します。
また、「巻寿司の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、季節の節目にちなんだ企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「巻寿司の日」の意味・由来とは?
年4回の節分の日は「巻寿司の日」です。2011年、鶏卵加工製品の販売や農産物の生産業を担う、株式会社あじかんによって制定されました。
日付は、季節の変わり目を意味する立春・立夏・立秋・立冬の前日となる「節分」と同日。2023年は、2月3日・5月5日・8月7日・11月7日が「巻寿司の日」です。
現代では春の節分に恵方巻を食べる行事が一般的ですが、年4回いずれも、恵方に向かって巻寿司を食べると願いが叶うといわれています。
季節の変わり目ならではの記念日でもあるため、恵方巻の販売促進に役立てたり、巻寿司に関連する商品を紹介したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「巻寿司の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「巻寿司の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「巻寿司の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「巻寿司の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「巻寿司の日」を元に発信をする流れ
「巻寿司の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「巻寿司の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「巻寿司の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「巻寿司の日」を広報PRに活かした事例
「巻寿司の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「巻寿司の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「巻寿司の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.小学生が考案した海鮮メニューを商品化
海と日本プロジェクト広報事務局は、2022年9月21日から11月6日にかけて、株式会社ファイブスターとのコラボレーション企画を実施しました。同年6〜8月開催の環境学習イベントに参加した小学生がメニューを考案し、ファイブスターが商品化するプロジェクトです。
プレスリリースでは、巻寿司や食べ比べセットなど、実際にメニュー化された小学生発案のコラボ商品を写真付きで紹介。さらに、環境学習イベントの詳細は、イベントレポートのかたちで公開したのがGOODポイントです。団体での取り組みを発信するだけでなく、コラボ企業の利用促進にも効果が期待できます。
参考:「未来のうみを守り隊」小学生のアイディアを商品化 海座×海と日本 コラボメニュー「大阪湾と琵琶湖の幸」
事例2.希少な海苔を使った巻寿司を6日間限定で販売
寿司レストランチェーンを展開する元気寿司株式会社は、2021年11月1日から「秋の丸かぶり寿司」を発売しました。希少価値の高い「初摘み海苔」を使用し、11月6日までの6日間限定で販売する期間限定企画です。
定番の太巻きのほか、うなぎやカニカマを玉子で巻いた商品や、厳選食材を使用した海鮮巻きなどをラインナップ。ネット予約限定の割引キャンペーンを同時開催することで、よりコカ的な認知拡大・販売促進につなげているのがGOODな広報PR事例です。
参考:11月6日は秋の節分!初摘み海苔で巻いた寿司屋の太巻を丸かぶり 毎年大好評!「秋の丸かぶり寿司」を11月1日(月)より期間限定で販売開始
事例3.オリジナル商品が20人に当たるSNSキャンペーンを開催
株式会社あじかんは、11月6日の秋の節分に合わせて、SNSキャンペーンを開催しました。Instagramの公式アカウントをフォローし、対象投稿に「いいね」をすると、20人にクオカードやオリジナル商品が当たるプレゼント企画です。
Instagramアカウントを持っている人であれば、簡単な手順で応募できるのが本企画の強み。既存顧客への販売促進はもちろん、潜在顧客へアプローチすることで、新規購入数の増大が期待できます。
参考:11月6日は秋の節分!「巻寿司を食べて幸運をつかもう」あじかんInstagram公式アカウント プレゼントキャンペーンを開催します
「巻寿司の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
節分と同日にあたる「巻寿司の日」は、巻寿司や恵方巻に注目が集まりやすい日です。寿司の開発・製造に携わっている方や、巻寿司の販売を手掛ける企業の方にとっては特に、「巻寿司の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「巻寿司の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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